11月26日に生まれた葉(よう)も「おむつなし育児」を始めました。上のアラタのときもやっていて、とても良かったからです。おしっこやうんちの世話が大幅に楽になりおむつが取れる時期も早まるのですが、何より赤ん坊のおむつかぶれのおそれが減るのがとてもありがたいです。
ところで「おむつなし育児」をやっていて、実感として2つ大きな誤解というかイメージの違いがあるように思います。あくまでもうちのやり方の上でなのですが、説明します。
誤解1 必ずしもおむつをしないわけではない。
1つ目は、「おむつなし育児」という名前そのものなのですが、うちの場合、実はおむつは「しています」。これはたぶん、おむつなし育児への定番の疑問だと思うのですが、おむつなし育児は必ずしもおむつをしているかどうかが問題ではなかったりします。
どういうことかというと、例えば葉ちゃんの場合ですが、生後23日目から始めていますが、布おむつを普通につけています。
それで、それまで気持ちよく寝ていたのに、機嫌が悪くなって泣いたりします。このとき、だいたいまずは、おむつをチェックします。
ここで濡れていたら普通に取り替えます。
もし濡れていなかったら、おむつを外して抱きかかえて、おまるの上に持っていきます。するとおまるにおしっこをしてくれます。終わったらまたおむつをつけます。これだけです。
泣かなくても、ちょっと落ち着かなかったり、前のおしっこから時間が経っていたりすれば、おまるのところへ抱えていくと、だいたいしてくれます。
はじめて4日ですが、今のところおまるでできる割合は1/3から1/2程度ですが、続けていけば、この割合が上がっていって、そのうちおむつをする必要がなくなります。失敗しても着替えさせればいいやと親が思える程度に成功率が上がれば外せます。
おむつなし育児かそうでないかのポイントは「排泄をするときに」付けているおしめにするかしないかです。なので失敗したときの保険のために普段はつけていても、おむつなし育児はできます。
誤解2 赤ん坊は最初から「漏らして」はいない。
上記の説明を読んで、そんなに簡単にできるわけないと思うかもしれません。あるいは、そんなにタイミングよく「キャッチ」できるわけないと。
僕もやる前はそう思っていたのですが、今ではそれは間違ったイメージだったと思います。僕は「赤ん坊はおしっこを漏らしている」と思いこんでいました。うまく出せなくて、漏らしてしまうからおしめが必要だと。
実は、赤ん坊は最初からおしっこもうんちも「漏らしているわけではなく」、大人と同じように自発的かつ能動的に「している」と思います。
ただ、「下腹部に直接くっついてるおしめ」にしている。正確には、おしっこやうんちをそもそもどこにしているのかということに、赤ん坊自身の意識が向いていないから、どこにしようがいつしようが気にしていない、ということだと思います。
けっして壊れた蛇口から水があふれるように「漏れて」いるわけではないです。
いつ落ちてくるかわからない隕石のようなものをとっさの反射神経や第六感的なセンスで「キャッチ」しているわけではないので、実は「タイミング」というほどシビアなものではありません。ごく普通に、大人が、そろそろおしっこ溜まってきたなとか、うんこでそうだなとかいうときに、トイレまで行って、然るべき服装になって、その体勢をとって、そういうふうに力を入れて出す、というのと変わらないと思います。ただ、赤ん坊は、自分でトイレに行ったり服を脱いだり、そういう体勢をとったりできないので、それを親がやる。
排泄物がある程度溜まっている必要があるとは言っても、時間的には十分な余裕というか幅のあるもので、その幅のなかに収まっていて、赤ちゃん自身が出そうと思って力を入れれば出ます。
はじめてやるなら、おまるがあったほうがいい。
ということで、やってみると意外に簡単です。というか、たいして特別なことではないです。
僕がやってみて、一つだけコツというか、幸運だったなと思うのは、うちになぜか「おまる」がすでにあったことです。以前、そうとは知らずに、洗面器代わりに入手していたものが実はおまるでした。
これがなかったら、ひょっとしたら途中で挫折していたかもと思います。
抱きかかえてやるうちは、洗面器やバケツや風呂場や庭でなんとかなる気がしますが、子供が自分で座ってやるようになったとき、おまる以外だと高さやバランスが微妙にうまくできないかもしれません。子供にとってははじめての経験なので、最初に躓くとやめてしまう可能性があります。子供が「自分でおしっこやうんちをする自分のイメージ」を掴むためにおまるはとても良くできた形、材質、重さです。物自体にそれっぽさがあります。保育園でも同じものを使っていたのでたぶん定番なのだと思います。
ということで、「おむつなし育児」楽しいしおすすめです。