October 30, 2020

【756】明日は第0.5回まるネコ堂芸術祭。

 なんでまた0.5回なんて中途半端なことをやろうと思ったのだろうかと自分を恨んだりもしたけれど。

 今回は、自分なりに物事をやっていくその作法というかそういうものそのものからじっくり考え直してみようと思ったのが悪かったのか、今さっきようやく45分でしゃべろうと思うものが形をとった。ほんとうなら、というか今までならここからかなり手を入れていくことをやるというか、そういう手を入れるということがメインというか、そういうやり方をやってきたのに、もう時間が殆どない。あと2時間もしたらアラタを迎えにいって、そうなったら、明日の朝、本番直前までたぶんもう手を施せない。

 これでいいのかと思うけれど、楽しいのは確かだ。しんどいけど面白いのはそうだ。

 0.5回なんて中途半端なことをやろうと思った僕は、ちょっとはセンスがあったのか。

 ZOOMで閲覧無料です。希望の方は大谷まで。URLお送りします。

第0.5回まるネコ堂芸術祭


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■近々開催のまるネコ堂の催し
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●10月31日:第0.5回まるネコ堂芸術祭
https://marunekodoblog.blogspot.com/p/05.html

●12月15日から21日:言葉の表出、冬合宿2020
https://mio-aqui.blogspot.com/2020/05/2020.html

●定期:文章筋トレ
https://marunekodoblog.blogspot.com/p/blog-page_26.html

●10月24日から月一回:『言語にとって美とはなにか』ゼミ(全13回)
大谷美緒主催
https://marunekodosemi.blogspot.com/2020/07/34.html

●マンツーマンの文章面談
https://marunekodoblog.blogspot.com/p/blog-page_20.html

●雑誌『言語7』発行
https://gengoweb.jimdofree.com/

October 21, 2020

【755】10月17日の文章筋トレ

カエルさん、てるこさん、ゆうきさん、僕の4人。10分と70分をやる。

文章筋トレ自体、もう結構長いことやっている。初回が2019年1月だから1年10ヶ月だ。僕の経験ではこのあたりが分岐点になりやすい。飽きるか飽きないか。

大抵のことは、真面目にやればやるほど、3年ぐらいの間に飽きる。僕は多分人より飽きっぽいのだが、この飽きっぽさは正確に言えば、習慣化しにくいということだと思う。

飽きてくる前に習慣化してしまえば、もうそれは意識に上らないわけで、飽きるとか飽きないとかいう状況ではなくなる。

そういう感じで習慣化してやったほうがよいこともたくさんあるが、そういう感じでやってしまうとよくないこともある。

僕にとっては文章を書いたり読んだりすることは、習慣化しないほうがよいことだ。習慣化したほうが良いことの一番の例は歯磨きだ。

歯磨きするようには文章を書かないほうがよい。

つまり、このあたりで方向は三つに分かれる。

1つ目は、飽きてやらなくなる。

2つ目は、習慣化してやる。

3つ目は、飽きもせず習慣化もしないでやってみつづける。

当然のことながら3つ目の方向へ進むことは稀で、険しく難しく、そして断然面白い。

今回の文章筋トレは、そんな分岐点だった。このあたりで分かれる。他の人もそうな気がした。

文章そのものについては僕はもう分岐点を経て、3つ目の方向で進んでいることを知っている。進んでしまっている。帰還不能点を超えてしまったと思う。もう戻れないのだから、このまま「やってみつづける」。目に見える波の下には激しい海流の存在があることを知っている。見えない海流を読むことでなんとかどこかに辿り着こうと藻掻(もが)いている。溺れたりしながら。

面白くもなく面白くなくもなくやっていけるほど文章は生存必要性を持っていない。歯磨きをしないと痛い目にあうが、文章に深入りしないでもさほど痛い目に遭わない。文章は人間にとって後付だ。代替物は他にいくらでもある。3つ目の方向は、稀で、険しく難しく、そして断然面白いだけだ。

文章筋トレは果たしてどうなのか。僕にとってどうなのか。


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October 20, 2020

【754】キャラペイス新製品、革のショルダーバッグ販売開始。

 


久しぶりのキャラペイス新製品。革のショルダーバッグ。一年ほどかけて、試作と試用を繰り返してきたのが完成した。

「一生使える」というのが製品コンセプトだ。

  1. そもそも耐久性が高く「丈夫である」こと
  2. ずっと使いたくなる「育っていく素材である」こと
  3. たとえ壊れても「修理できる構造である」こと
この三つを満たしたものを「一生使える」としている。

設計から言えば、修理さえ続けていれば、一生どころか数世代は使えるかも。

ずっと使う、ずっとそばにいる、そして変化し続けていく。
そういうものが、僕はいま気になっていて、文章もそうやって書いていきたい。読んでいきたい。

このショルダーバッグ、僕にも一つ作ってもらった。今後も使用感を時々書いていきます。



とりあえず、ノートと本を入れてみた。ペンはサイドに挿している。
まだ革が新しく、色が薄い。その分繊細な感じがする。
色がついてくると頼もしくなる。

11月に展示販売会をやるので、よろしければおいでください。

キャラペイス 秋の展示会2020
2020年11月14日(土)〜11月16日(月)
11:00-16:30
場所:まるネコ堂

【753】10月15日の文章筋トレ。

サトシと美緒と僕の三人でやる。10分と70分。

天気が良い。小さな薄い雲が頭の上に少しだけあって、天気の良さを際立たせる。が、サトシの世田谷は曇り空で雨すら降ってきそうな気配だという。

なぜか爆笑の筋トレになった。

文章を書くことの位相は現実の位相とは少し違っている。この違いは意識しておいたほうが良い。現実は爆笑ものではなく、むしろ書くことに対して厳しいが、それでも書いたものを読めば爆笑しうる。


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October 8, 2020

【752】10月7日の文章筋トレ。

 サトシと二人でやる。13時半から17時まで3時間半ある。二人だとかなりゆっくりできる。

10分と70分をやる。

サトシも僕も書いている時間、ズームのカメラもマイクも入れたままでやった。文章筋トレでは、カメラもマイクも、切っても切らなくてもどちらでも良いが、経験上大抵の人は切る。僕はいつも、主催者という立場やタイムキーパーとしての役割上、カメラもマイクも入れっぱなしだ。主催者という立場というのは、オンラインミーティングの参加者全員がマイクもカメラもオフにしてしまうと、その「場所」自体の成立という点で、僕にとって若干の疑義が生じるからだけど、実際にどうなのか、どうなるのかは、試していない。

ともあれ、今回はふたりとも切らなかった。だから見ていようと思えばずっと文章を書いている最中の相手を見ていることができる。ズームだとそうやって画面を見ている自分もまた、見える。僕はだから、そうやって文章を書いているサトシとそのすぐ近くに表示されている文章を書いている僕を見続けながら文章を書いた。

文章を書いているところを人に見られるということ自体、それなりに不思議なことだ。文章を書いている自分を見ながら文章を書くというのはさらに不思議なことだ。

文章を書くというときに、誰にも見られない、あるいは、誰にも興味を持たれないような場所に自分を隔離せねばならないというのも、一つの思い込みなのだ。

文章を書くということにはもっと可能性があると僕は思っていて、文章を書くという状況そのものもその可能性の対象に入っている。何事も試してみたい性分だ。



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October 6, 2020

【751】言語美という母港。

言語美ゼミに向けて読み始める。何度読んだかわからないぐらい読んでいる本だ。もう、最初の「文庫版まえがき」ぐらいはさっと通り過ぎることができるだろうと思ったら、やっぱり発見があった。

なるほどこれはこういう意味だったのか。吉本はこういうことを言わんとしていたのか。ということを新しく読む。

書かれていることは初見のときから一文字たりとも変わっていない。にもかかわらずこうして今でも変化を続けている。変化をしているのは僕だからだ。前回読んだときからの僕の変化が言語美から読み取れる。

『言語にとって美とはなにか』は僕にとって、むしろ母港なのかもしれない。戻ってくる度にその景色は違って見える。今回のゼミも面白くなりそうだ。


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October 3, 2020

【750】言語美ゼミに参加を申し込む。


大谷美緒が主催する『言語にとって美とはなにか』ゼミに参加を申し込んだ。講読ゼミは30ほどやってきたが今回がたぶん「初参加」だ。主催者は参加(参り加わること)できない。なんとも感慨深い。

今の時点ではゼミを通じて吉本隆明という人の全体像を自分のなかに浮かび上がらせることができたらいいなと思っている。漠然とではなくできるだけ具体的に。

長旅だ。補給と修理をしながらゆこう。


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October 2, 2020

【749】10月31日土曜日、第0.5回まるネコ堂芸術祭

 第0.5回という中途半端な数字ですが、芸術祭をやります。

今年のゴールデン・ウィークにやったのが第0回で、来年のゴールデン・ウィークに第1回をやります。今回はその中間です。中間報告とか途中経過とかそういったものです。なんだ完成品じゃないのか、と思われると思いますが、そうです。

「途中」「最中」という進行形が持っている不安定さが言ってみれば醍醐味かもしれません。出来上がったら全然違った、みたいなこともあるかもしれない。

少なくとも生きていくことはずっと進行形であり、途中であり、最中だというのは、僕自身の実感としてとても強くあります。当たり前といえば当たり前だけど。

同時に、何かをはじめるにはどうしたらよいか、といった「最初」「はじまり」にも興味があります。何かをはじめるときのその「はじまり」の実感もあります。

「ずっと続いている」ということと「今がはじまり」ということは実は矛盾しているのですが、それほど遠く隔たっているわけではないのではないかとも思います。

はじめること、続けること、そして終わること、こういったことの全体を芸術の場所として僕はイメージしています。

第0.5回の出展はすべてオンラインです。無料です。お申し込みいただければzoomのURLをお伝えします。

第0.5回まるネコ堂芸術祭


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