March 31, 2016

【322】誤解を招きかねない文章を書いてもいい。

長くライターをやっていて、完全な禁忌だったのが、誤解を招きかねない文章。必ず直しが入るし、そもそもそういう書き方をしようという動機もなかった。でも、今文章を書くとしたら、誤解を招いてもいいんじゃないかと思い始めている。


March 29, 2016

【321】最近の仕事場。

こんな感じです。

机と椅子とパソコンと猫があれば、だいたい仕事はできます。
猫がいないほうが仕事ができる場合もあります。

ひきだしにはお香セットとメモ用のコピー用紙が入っています。
壁際にショルダーバッグを掛けていて、
ノートやペン、読みかけの本はそこから出してきて、
使い終わったらまたしまいます。

March 27, 2016

【319】バブアーのコートをしまう。

今年の冬もよく着ました。コートはこれしか持っていないのですが、これ一着で十分です。来シーズンまでしばしの休息を。

March 24, 2016

March 23, 2016

March 22, 2016

March 20, 2016

【314】雑誌『言語』発刊します。

去年の秋から準備してきた雑誌『言語』を発刊します。小林健司さんと二人で編集・発行します。
これまで考えてきたこと、今も考えていること、そんな最先端の自分を書いていこうと思っています。

4月1日発行予定。
A5版38ページ。
定価1,000円(送料200円)

簡単ですがウェブサイトも作りました。ぜひ御覧ください。
www.gengoweb.jimdo.com

March 19, 2016

【催し】4月10日、鴨川河原円坐のお知らせ

 鴨川河原円坐のお知らせです。4月10日の日曜日、京都鴨川の河原で円坐をします。二条大橋を東にわたって北側に降りたあたりでと思っています。守人はけんちゃんこと小林健司さんです。

 時間は午後1時から夕方5時まで。事前の申し込みは必要ありません。時間にそこに集まった人で開きます。定員もありません。参加費も決めません。終了後、箱をおいておきますのでそこに思うだけのお金を入れてください。

 雨が降ったり、風が強かったり、暑すぎたり、寒すぎたりした時は、この円坐はできません。それでも来てくれた人がいたら、屋根と壁のある別の場所で別の円坐をしようと思います。河原なので敷くものや寒さを防ぐもの、飲み物や食べ物といった必要なものをそれぞれがお持ちください。当日場所がわからなかったり何か困ったことがあった場合は070−5341−7251の大谷までお電話ください。

 僕たちはよく河原で話をします。一人でぼんやりと過ごすこともあります。きっと円坐もいいだろうと思っています。ふらりと来てください。

大谷隆

【312】夜中のチャーハン。

うちではよく夜中に何かを作って食べる。今夜はチャーハン。時刻は0時。

March 18, 2016

March 15, 2016

【310】ごくありふれた夢。

あんまり夢がないなと僕自身、僕に対して思うのだけれど、それでも思いつく夢はあって、それはとてもありふれている。

March 14, 2016

【309】換気扇の配線を整える。

もともとついていた大きなフードを無理やり取ったので、換気扇まわりの配線がだらしなく垂れ下がっていた。ガスの定期点検の時に来たガス会社の人が、なぜかこのフードを取り払ったスタイルが妙に気に入り、頼んでもいないのに、配線はこうしたほうがいいですねと教えてくれた。

March 13, 2016

【308】庭で髪を切る。

自宅で髪を切る場合の最大の問題は掃除である。ので庭で切ることにした。

March 11, 2016

【307】言語道具説の越えた領域で書くこと。

明日は通称「書く講座」。ただ、最初から僕は人に書くことを教えられる気がしなかった。はじめはうまく説明したり指導したりできる能力がないからだと思っていたけれど、実はそもそも書くということを人から教わることはできないのではないかと思い始めている。


March 9, 2016

March 7, 2016

【304】月曜日は休日。

土日に催しをやることが多くて、だいたい月曜日は休日になる。月曜日はなにもやることができないというか、何かをやろうとしても、だいたい面白くなくなって、うまくいかない。

March 4, 2016

【303】イナバ物置を解体する。

天気も良いので思い立って庭のイナバ物置を解体する。使わなくなってから直接会った人やFacebookなどで引き取り手を探したけれども、誰もいなかった。

March 1, 2016

【催し】まるネコ堂 なっちゃんの影舞 音読のなかで。:4月2日(土)

なっちゃんこと小林直子さんの影舞をします。
今回は持ち寄った文を音読するなかで舞います。

なっちゃんの文章のなかで、
「文章を書くことも、舞台に立って表現することも
苦手で、好きじゃなかったのだけれど、」
とあるのだけど、
僕も(書くことはともかく)、
舞台に立って表現することなんて、
最も遠い世界だと、つい最近、
いや今でもおおかたそう思っています。

そんな僕が、それにもかかわらず
なっちゃんの影舞を主催します(しかも2回目)。
不思議なことだと自分でも思っています。
ぜひご一緒しましょう。
(大谷)

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「まるネコ堂 なっちゃんの影舞 音読のなかで。」

大谷さんの「書く」とういうことに触れて、
わたしのこれまで持っていた「書く」ということの認識が
がらりと変わってしまった。
それまで持っていた
人に見せるための「書く」ではなくて、
自分のところに立ち続ける「書く」ということを知った。
そんな風に書いた文章は、
書いた時の自分に戻れる場所のようなものになる。

「書く」とき、読み手がいることを知っているが、
読み手の方を見て書いているのではなくて、
見ているのは、自分の中だ。

「影舞」でも同じような動きをしている。

見ている人の視線に触れながら、
舞台と設定した場所に立った時、
人に見せるための舞ではなく、
自分で立ち続けるということを意識させられる。
身につけた技や知識などは、何もまとえず、
わたしは、向かい合った相手とどのように関わるのかということを問われ続ける。
向かっているのは相手であり、自分だ。

自分のところに立ち続ける「書く」と「影舞」。

これまでのわたしは、
文章を書くことも、舞台に立って表現することも
苦手で、好きじゃなかったのだけれど、
大谷さんのいう「書く」ことや影舞を知ってからは
面白くなってきている。

大谷さんと影舞をやるなら、
誰かによって書かれた文章の中で、影舞をしてみたい!と思っていた。

自分が書いた文章とか
好きな本の印象に残っている一節とか
誰かから送られてきた手紙とか
そういった文章をもちよって
声に出して読む、その音の中で
影舞をしてみたいと思います。

小林直子

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夏と秋が重なったその鴨川は水かさが減って、
いつもは川底だった場所が夕暮れに現れていた。
東京から来ていた友人となっちゃんの影舞がはじまった。

触れ合った二人の指先を見ていた。二人の動きを見ていた。
音楽はかけなかった。
後ろには鴨川が黒っぽく流れ、
彼岸の建物に明かりが遠く灯っていた。

途切れない水音、
橋を渡る微かなおしゃべり、
車の走行音がしていた。

一人ひとりの動きを追っていたが、二人で一つの動きとわかった。
二人で一つに見るために、焦点を広げた。

先に起こったのはどちらだったのか。
おそらくは音のはずだ。

それまでは輪郭をたもっていた音たちは、
少しずつお互いに入り込むようにして、
ただ広がる流れになっていった。

それから一つの動きとして見えていたそれは、
その下の丸い石たちに混じり合った。
後ろの水の流れにも融け合った。
遠くに見えていたはずの灯りや建物はもう背景ではなく、
網膜にうつっているすべてはひと続きになった。

きこえている、や、うつっている、
のへだたりすらなくなっていて、
太古の昔から悠久の未来まで、
それはそうあった。

ガツンガツン

石が打ち合わされる音が突然して、怒りが湧いた。
案の定、すべてが終わった。

終わる合図に石を鳴らすことを取り決めていたのだった。
東京の友人となっちゃんが、
鴨川の河原で人に戻ってちょっと笑った。

これが初めての僕のなっちゃんの影舞だ。


持ち寄った文を音読するなかで、
なっちゃんの影舞をしたらどうなるのか。
それをします。

影舞は、二人の人が指先の一点でふれあい、
その点から始まる、音のなかの動きです。
決められた動きをするのではなく、
ふれあう一点とまわりにある音によって動いていきます。

大谷 隆

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2016年4月2日(土)10時30分〜17時30分
音読したい文章(自分で書いたものか、本、手紙などから選んだもの)をお持ちください。

場 所 :まるネコ堂にて
      京都府宇治市五ケ庄広岡谷2-167
      注意:猫がいます。
      影舞を行なう部屋には入れませんが普段は出入りしています。
      アレルギーの方はご相談下さい。
      JR奈良線・京阪宇治線「黄檗(おうばく)駅」から
      徒歩十五分ほど。坂道を登ります。迷いやすいです。
      詳しいアクセスは以下よりどうぞ。
      http://marunekodoblog.blogspot.jp/p/blog-page_14.html
・世話人 :小林 直子(なっちゃん)
・主 催 :大谷 隆
・参加費 :4,000円
・定 員 :6人
・申 込 :marunekodo@gmail.com (大谷)