October 31, 2022

【859】筵を買いました。「むしろ」と読みます。

 餅つき用品で意外な盲点だったのが、臼を安定させるために臼の下に敷いておく敷物です。石の臼の場合は木製の脚を使うので、必要ないものですが、木の臼だと要ります。前回の練習のときには段ボールを何枚か敷いてやりました。

 十分と言えば十分なのですが、見た目はかなり悪いです。You Tubeで餅つき動画を見るとだいたい段ボールを使っているようです。ただ、段ボールなんてそんなに古いものではないので、昔はどうやっていたのか調べると出てきたのが筵(むしろ)でした。

 せっかく木の臼でやるんだからと買うことにしました。筵と一口に言っても用途によっていろいろあって、臼用にはある程度厚みがあるものが良いみたいです。


 なかなか雰囲気があって、藁の匂いもいい感じです。しかし、餅つき以外に使わないとなると、一年の大半をどこかにしまい込んでしまうことになるので、カビが生えたり虫が湧いたりが心配です。

 何か他の用途にも使えたら良いのだけれど。

 とりあえず、墨書して掲げれば筵旗なので、一揆ができます。

October 27, 2022

【858】大谷の仕事「文章面談」

 僕の仕事に「文章面談」というのがあります。「書くことと読むことが面白くなる個人面談」という言い方をしていますが、もう少し説明をしてみようと思います。

 一般に「文章教室」や「作文指導」では、書いた文章を添削したり、ここはこう書くと意味が伝わるという提案や指導をしますが、僕の文章面談ではほとんどやりません。

 では何をやっているかというと、レビューという言い方をしていますが「あなたが書いた文章は、このような姿をしています」というのを書き手に返すことをメインにやっています。レビューを含めた書き手とのやり取りの中で、書くこと自体を面白くしていこうということをやっています。

 レビューについてもう少し詳しく言えば、「明るい」とか「傾いている」とか「高い視点から見えている」とか「雲の中のような場所にいる」といったような、文章が読み手にもたらしている「総合的な出来事」を述べていきます。

 なぜこういうことをやるのかといえば、文章の良し悪しという基準は、それほど単純なものではないと思うからです。文章の面白さというのは、わかりやすさやインパクトだけではなく、もっと根本的な書き手の世界の捉え方自体が、読み手に迫ってくるものだと僕は思っています。

 自分でもなんだかうまくいえないけれど、とても大切に感じたり、なにか核心に少しだけでも触れたと思ったりするような、おぼろげな体験の雰囲気をなんとかして書いたものを、「わかりやすかった」「情景が鮮やかに思い浮かんだ」というふうに簡単に読み取られることは、必ずしも「うまく書けた」ことにならないと思います。

 自分が表したかった何かをどのように読者に生じさせるかという問題は、意味の伝達の適切さや、構築されるイメージの鮮明さといった明瞭な指標によってだけで評価されるようなものではありません。

 自分が書いた文章の姿がどのようだったのかを返すことで、書き手は、それならばこうしてみようとか、ああしてみようとか、自分で判断することができるようになります。試すことができるようになります。それ以前に、自分がそんな風に世界を捉えていたのかということを改めて知ることは、自分が生きていく上での下支えになります。

 面談のゴールは「文章を自分で書いていくこと自体が面白くなるようにする」というのを一応の目標に置いています。書くということを通して、自分自身が変化していって、この世界の捉え方自体も変わっていくような状況です。書くことそれ自体から書くことの面白さを汲み出すことができる状況です。

 自分の文章の可能性を広げたり、文章を生き生きとさせたいと思っている方はもちろん、書くことに対して漠然とした興味があって、心の何処かで書いてみたいなと思っているのだけど、どうすればよいのかわからないというような方にもおすすめしています。

文章面談

October 23, 2022

【857】餅つきできました。

立派な臼と杵をいただいたので、年末にお餅つきをやろうと思っています。今日はその練習というか、年末にいきなりやる前に不安だったのでやってみました。

ちょくちょく遊びに来てくれる保育園や近所の友だち家族に手伝っていただいて、総勢17人で二升を3回。道具、材料、段取りともだいたい問題なくできました。手伝っていただいた皆様ありがとうございました。

天気も良くてとても楽しかった。子どもたちも遊び回っていて賑やかでした。お父さん友達も増えたというか、話がいろいろとできてよかったです。

年末にはもう少したくさんお誘いしてみようと思っています。

October 21, 2022

【856】臼と杵で五平餅。

頂いた臼と杵で餅つきをしたい。というわけで少しずつ準備を進めています。


立派な臼と杵なので、できるだけ慣れていければいいなと使い道を探っています。冷やご飯を使った五平餅は、割と簡単に臼と杵を使えるし、材料も手頃で準備が少なくていいみたい。

臼と杵の準備の基本は、半日ぐらい前から臼に水を入れておくこと。杵も濡らしておきます。こうすると臼も杵も柔らかくなって、ぶつかったときに欠けたりしにくいのかな。

さて、五平餅を作ります。

まず、臼に入れておいた水を汲み出して、手ぬぐいで拭きます。そこに冷やご飯を入れます。最初は杵でこねる感じで米をまとめて、その後軽くついていきます。五平餅を作るぐらいなら杵は30センチぐらい持ち上げて落とすので十分。

餅を搗くときもそうなのですが、杵は「持ち上げて落とす」ものらしいです。振りかぶって叩きつけると、臼も杵を傷めてしまう。持ち上げられればいいので、力はそんなに必要ないです。


適当に米が潰れたら、平たく丸めて、焼いて味噌ダレをつけて食べる。


五平餅を作るのに臼と杵(と七輪)なんて過剰なんですが、今は臼と杵が使われているだけでうれしくなります。

October 20, 2022

【855】セイロで蒸して赤飯を作りました。



 餅つきをするために買ったセイロを使って赤飯を作ってみました。


 ちょっと固めだったけれどとても美味しくできました。赤飯ってこういう感じだったなと思い出します。作ってるところの写真はまたも撮り忘れて、できあがりだけ。胡麻塩も塩水で煮詰めて作るやり方で、これも美味しかった。

October 13, 2022

【854】家の測量。


 からっとした今日の午前にふっちゃんがやってきて、家の測量をした。ふっちゃんは時々やってきて、家のあちこちを測る。それをもとに図面を起こして、30分の1の模型も作った。一階ができたので、今日は2階を測りにきた。

 来年の春のまるネコ堂芸術祭の作品作りのためだけれど、家の模型の作品を作りたいわけではない。展示場所であるまるネコ堂の家の感じをつかむためにやっている。

 こんなふうに、人がやってきてなにやらやっているのは楽しい。

October 12, 2022

【853】臼と杵で五平餅をつくる。

頂いた立派な臼と杵で、年末に餅つきをしたい!
ということで、少しずつ準備を進めています。

これまでの流れ

【849】臼と杵をいただきました。年末ぐらいに餅つきします。
【850】餅米を蒸すための羽釜を入手。
【851】臼の掃除。
【852】餅米を蒸すためのセイロを買いました。

今回、写真を撮るのを忘れてしまいました。

臼は掃除して綺麗に拭いたのですが、木屑が出たりしないかどうかを餅つき前にちょっと試すために、五平餅を作ってみました。というか、もっと単純に、臼の中にご飯というか食べ物を入れてみたいと思ったというか。

まず、数時間前から臼に水を張っておき、杵もそこにつけておきます。

臼から水を出して拭いて、玄米(うるち米)の冷やご飯を入れて、杵で軽くつきます。それを丸めてから平らにして、網で焼きます。あとは、味噌ダレをつけて食べる。

臼と杵は問題なく使えて、木屑が出たりもせず、美味しく食べられました。

これなら味噌づくりのときに大豆を潰すのにも使えるのではないかと思って、調べてみると、やはり臼と杵を使って味噌づくりをしている人は結構いるようです。

味噌づくりは毎年やっているので、この冬の味噌づくりでも使ってみようと思います。他にも使い道があるのかもしれない。臼と杵の活躍の場が増えるのは楽しいです。

October 6, 2022

【852】餅米を蒸すためのセイロを買いました。

頂いた立派な臼と杵で、年末に餅つきをしたい!
ということで、少しずつ準備を進めています。

これまでの流れ

【849】臼と杵をいただきました。年末ぐらいに餅つきします。
【850】餅米を蒸すための羽釜を入手。
【851】臼の掃除。

今回は、餅米を蒸すためのセイロの入手です。

いつものようにネットのオークションやフリーマーケットで中古品を探しても良かったのですが、セイロは使ったことがない物で良し悪しの判断に不安があったため、思い切って新品を買うことにしました。


丸いセイロ(和セイロ)にしました。きれい。
臼はたぶん二升用だと判断し、セイロも二升用を二つ。

二つ用意したのは、餅を連続して搗く場合に、次に搗く分を蒸しておくためです。蒸し時間はだいたい50分程度かかります。

左上がセイロのサイズに合う釜蓋で、新品を購入。右上の鉄釜は、先日ネットオークションで手に入れたもの。鉄釜もセイロの外寸に合わせて探しました。セイロの右にあるのは蒸かし布2枚。

コンロにセットしてみるとこんな感じで、なかなか壮観。羽釜の背の分、高さが出てしまっていますが、安定性はたぶん大丈夫。羽釜の下は業務用の鋳物コンロなので、火力も問題なしでしょう。

これで、主な道具は揃いました。近いうちに一度練習で餅つきしてみる予定です。楽しみ楽しみ。

October 5, 2022

【851】臼の掃除。

年末の餅つきに向けて、少しずつ進めています。

ここまでのエントリー

【849】臼と杵をいただきました。年末ぐらいに餅つきします。
【850】餅米を蒸すための羽釜を入手。

今回は、頂いた臼の状態の確認と掃除。


臼に水を張って水漏れを確認。全く問題なし。
内側と外側を水拭きしつつ、虫食いなどの状態も見ていきます。こちらも問題なさそう。
砂ぼこりを拭き上げてきれいになりました。

ほんとに立派な臼で、活躍がますます楽しみです。

次は、餅米を蒸すためのセイロを入手します。