新型コロナウイルスの影響と開催までの簡単な経緯
企画当初は、会場に集ってピアノの演奏を聴いたり、絵を展示したりという普通の芸術祭のイメージでした。新型コロナウイルスの影響はゴールデンウィークにはおさまっているだろうという予測をしていました。しかし、そうはなりませんでした。単純に延期するという判断もありましたが、実行委員会で熟考した結果、オンライン(zoom)での開催としました。同時に「第1回」から「第0回」へと名称を変更しました。本来企図していたものはできないため、それは後ほどの本当の「第1回」にとっておこうという意図からですが、それだけではなく(後付が許されるならば)より芸術や表現の原点「0」に近づくような催しにしようという意志の現れでもあります。
当初の会場に来てもらって様々な展示・パフォーマンスを見せるというイメージから大きく変わり、多くの出展者が大幅なプラン変更を余儀なくされました。それでも、今、芸術祭をやることに意味はあるのだと思っています。
実行委員 大谷隆
キーコンセプト
楽しく面白い素直な芸術祭。
断片的な案内文
多分こんな状況にならなかったら、目の前にお客さんが居てピアノがあって、特に何も考えずすっと演奏していたと思う。そうできないから色々考える。そもそも私は演奏で何がしたかったんだっけ、くらいまで考える。そして今できる一番いい形をつくって見てもらう、予定だ。まだ今は白紙の状態だけれど。
山本明日香Facebook投稿
自分が真面目にやっていることとしてあるものを、やっていく通過点にあるような芸術祭。自分が真面目にやっていこうとしていることの接点に芸術祭があれば面白いと思ってます。芸術祭へ向けて、そこを終点になにかを作り上げるのではなく、もっと自分が自分のやっていることができていく場としてあれば面白いなというイメージです。
第0回まるネコ堂芸術祭の全体ミーティング#1
何かを頼りにするとすれば日々そのものだと思います。芸術祭にまつわる言葉を拾って随時更新していきます。
自分が日々本気でやっている、
なんとかしようとしている、
それ自体です。
それが、ただ、他者に接触するのです。
【651】自分が日々本気でやっていることを他人に見られる機会は貴重だと思う。
日程・会場(オンラインに変更)
2020年5月2日(土)、3日(日)オンライン(zoom)にて実施。
※zoomを使ったことがない方は、事前にテストして準備することができます。
「ミーティングに参加する前にテストするにはどうすればよいですか?(zoomヘルプセンター)」
タイムテーブル
5月2日 9:10 オープニング・ミーティング
全員
出展者と実行委員、一般参加者の全員でのオープニングミーティングです。二日間の芸術祭のウォーミングアップです。特に事前に内容は決めていません。5月2日 9:30 楽譜が音楽になるまで
山本明日香(やまもとあすか)
ピアノが弾けない状態での発表ということで、事前に撮った演奏動画をシェアしながら解説することにしました。せっかく録画できる期間がある程度あるので、練習風景も撮ってどんな風に楽譜から曲に、音楽になっていくのかをお見せできたらと思っています。曲はショパンの子犬のワルツとラフマニノフの前奏曲6番を予定しています。プロフィールはSAKURAGAWA PIANO ROOMをご覧ください。
5月2日 10:40 日々の暮らしにあるもの
小林直子(こばやしなおこ)
日々本気でやっていること、真面目にやっていることとしてあるもの、私にとってのそれは何だろうと考えた時、日々の暮らしにあると思い至りました。この比良での暮らしを自分の表現として、自分以外の誰かに伝えられるような形にできないだろうか。文章という形になるのか、動画のような形になるのか、まだ分かりませんが、何か形にできたらと考えています。5月2日 13:00 絵画の土台から。
大谷美緒(おおたにみお)
新型コロナウイルスの蔓延で世界的に美術館は休館を余儀なくされ、自らの作品も展示できないという状況はわたしにとって絵画や制作行為を考え直す契機となりました。わたしにとっての絵画の土台、絵画とはなにかを説明し、直近の作品について話をします。最近完成した「肖像画シリーズ」、現在製作中の作品について写真を交えながらのプレゼンテーションです。○制作への投げ銭(アマゾンギフト券)を募集しています。 投げ銭していただける場合は下記アドレスより金額を指定し受取人を mio.yamane@gmail.com 宛にお送りください。https://amzn.to/2RLdyBn
大谷美緒のブログ:https://mio-aqui.blogspot.com/
5月2日 14:10 読むことを描くということ
浜田恒太朗(はまだこうたろう)
予備校時代の恩師がひらいていたドストエフスキイ研究会。その場で体験したことは、今の自分の考えるということの礎になっています。本を読むということを、好きになるきっかけになったのも、この場からでした。働きながらも、考え続けること。そんな恩師との出会いから、会が区切りをつける際にもらった宿題。現在進行形で、どういうことであるのか、まだ試行錯誤しているような状況ですが、「文章+絵」のポストカードのようなものを当日に向けては作成したいと思っています。当日は、恩師との出会いから、今に至るまでについてお話をさせてもらって、つくったものについても紹介させてもらえたらと思っています。5月3日 9:30 占わないタロット
奥田晃子(おくだてるこ)
Zoomでの開催になって、対面でカードを引くというタロットの使い方ができなくなりました。それはある意味、制限がある。だけどタロットというものの存在を「象徴を読み解くツール」として考えたとき、その象徴はカードの中だけに存在しているのではなく、もうすでにモチーフとして自分の心の内や日常の中にあるはずだと思い至りました。今回は「占わないタロット」をテーマにタロットの面白さを文章とトークで表現できたらと考えています。プロフィールは「kirari 星と旅する毎日」をご覧ください。
5月3日 10:40 FUN to READ ラジオライブ
小林健司(こばやしけんじ)
〜読むをもっとおもしろく〜 ラジオ形式での音読のライブとテキストの声の解説。今回の音読ブックは絵本、小説、歌詞。作品名は放送中に紹介。 まるっと1時間、ラジオ形式で一人で喋ってるので、トイレに行ったり、作業をしたり、考え事をしたり、本を読んだり、料理を作ったりしてもらいながら聞いてもらおうと思ってます。YouTube音読チャンネル「FUNto READ!」
5月3日 13:00 「文章筋トレ」と「小説」
木下有貴(きのしたゆうき)
短い小説を出展します。4/26(日)までに参加申込していただいた方には短い小説の冊子を事前送付いたします。(uki.office@gmail.comまで住所、宛名等をお知らせください)。4/27(月)以降に参加申込していただいた方にはPDFデータを送信いたします。当日は音読や感想のシェア等を予定しています。5月3日 14:10 芸術は不要不急なのだろうか
大谷隆(おおたにたかし)
開催にあたって考えてきたことを話します。後ほど文字に起こして「ステートメント#0」として芸術祭ページに掲載します。時間が余れば芸術祭全体の感想などを全員で話す時間とします。statement#0「芸術は不要不急なのだろうか」(5月7日公開)
5月3日 15:10 クロージング・ミーティング
全員
関わった人全員による閉会です。15時半ごろに終了。出展者の紹介
出展者全員の紹介文を書きました(大谷美緒と山本明日香)。
「第0回、まるネコ堂芸術祭。出展者紹介。」
「第0回、まるネコ堂芸術祭。出展者紹介。」
参加方法
全プログラムともzoomにて提供します。下記にて申し込みください。zoomのURLをお伝えします。
メール marunekodo@gmail.com あるいはMessengerなど。
(出展者、実行委員に申し込みいただいても大丈夫です。)
(出展者、実行委員に申し込みいただいても大丈夫です。)
参加費・投げ銭
芸術祭全体の参加費は設定していません。無料でご覧いただけます。
当日参加して面白いと思っていただければ、投げ銭をアマゾンギフト券でお願いします。
当日参加して面白いと思っていただければ、投げ銭をアマゾンギフト券でお願いします。
・marunekodo@gmail.com 宛にお送りいただければ芸術祭全体の運営費に充当します。
・個々の出展者に投げ銭したい場合は、それぞれの出展者に直接お送りください。
経過
3月 2日 企画立案。(zoomカフェ記録)3月26日 特設サイト(本ページ)公開。実行委員会を結構。
4月12日 出展者ミーティングをオンライン実施。(議事録)
4月12日 上記ミーティングにて「第1回」を「第0回」に変更。
4月19日 第2回出展者ミーティングをオンライン実施。(議事録)
4月20日 タイムテーブル発表。
5月2日、3日 実施。
芸術祭関連で発表された文章
奥田晃子
・第0回 まるネコ堂芸術祭にむけて(4月20日)
山本明日香
・第0回、まるネコ堂芸術祭に出展します(4月20日)
・第0回、まるネコ堂芸術祭に出展する。(4月12日)