October 13, 2025

2025/10/13

 眸さんの絵本部展のレビューありがたい。

https://nsmnote.blogspot.com/2025/10/202510-02_10.html?m=1

公開の場で他人の作品についてあれこれ言うのは勇気がいる。レビュー=批評と紹介との間には深い溝がある。一度渡ると消えてしまう橋を架けなくては行けない。紹介は引き返せるけど批評は引き返せない。批評は誰かの表現についての表現で、それはとても贅沢だ。

workflowyはやめてしまった。メモアプリで書いている。iPhoneの。ブログに上げたら消すようなものだから、メモくらいがいいのかも。

絵を描かないのに絵本を作りたいという自分の欲望について考えている。カメラをろくに扱えなかったのに写真や映画を作りたかったあの頃と同じことになっている。当時は努力の対象として機材の扱いの「習得」をしようとしていた。今は、絵を描くことを習得しなければならないハードルとは思っていない。

谷川俊太郎さんの絵本から絵を描かないで絵本を作ることを考えている。「よるのびょういん」「なおみ」は写真の絵本で、写真は写真家が撮っている。どちらも冒険的なというか「なおみ」に至ってはもはや挑発的だ。

今日はこれからアラタの太鼓の発表を観に行く。秋祭り。葉は車に乗れるのが楽しみだ。

October 7, 2025

絵本部展。楽しかったです。ありがとう。

絵本部展をやったので、アイデアを形にしようとすることができた。

とにかく1冊印刷に出せたのもとてもよかった。

コストのこともあり事前に販売分を印刷する勇気が持てなかった、それで、受注販売にした絵本。何人か注文もいただいた。終わった後に、あらたが「あれ、売れたん?」と聞くので、「売れたよ。注文入ったよ」と答えると自分の本でもないのにあらたが嬉しそうにしてた。
なんか、「ああそうだな」と思った。
別にあらたが嬉しそうにしてくれたから嬉しいんではなくて、自分がこうやって作ったものにお金を払ってくれる人がいるのはなんか特別なことだと思った。

虎ちゃんのことを残したいと思って始めたメモ書きも絵本にし始めた。
正直、これが絵本なのかもあまり自信はなくて。そもそも残したいとか覚えてたいとかそういう気持ちで始めているので、どういうものにしたいかみたいなのがあいまいなまま来ていた気がする。
メモ書きも原画も展示してみて、せっかく見せるならこうじゃないなとか、そういうことを思ったりした。まだうまく言えないけど、わかりやすい大変なこともそりゃそれなりにあるけど面白いこともいっぱいあるんだから、みたいな。
松本大洋の「Sunny」とか、小学校に講演に来てくれた牧口一二さんのことを思い出したりした。講演の内容で覚えているのは牧口さんが車いすだからいつも傘を2本車椅子に乗っけていて、急な雨が降ったら1本は近くで傘がなくて困っている人に渡すということだけ。それがめっちゃ楽しいようだった。でも講演全体は衝撃みたいなのはあった。


記録というか、起こったことを残そうとするってやり方は変わらない気がするけど、どんなふうになにを残そうとするかで自分のこれからの人生のトーンも変わる気がして。面白いことにいっぱい注目していけばいいのかも。いやまあ面白くないことも起こるだろうけど、全体に、ここに展示した数ページよりもっとやりようがあると思った。
起こったことを描いてるんだけど、どう描くかで今後起こることが変わるような。少なくとも自分がどう受け取るかはどんどん変わる。


いろいろ話せたのも楽しかったし、部員と幽霊部員の作品がならんでいるのも嬉しかった。






2025/10/07

とにかく何かを表出したい、アウトプットを増大させたい、出力を上げたい。ウロウロと歩き回りながら内言で溢れ返る時間が多いから。


昨日から読み始めた「ライティングの哲学」でみんなworkflowyを使っていた。カッコ良さそう。

で、それで書いている。


適切な使い方はよくわからない。文章入力さえ出来れば、あとは成り行きでブログのエントリーになる。


使い方を調べることに快楽というか依存が発生して時間を費やすことに肯定的になってしまうので、チャットGPTにきいた程度。


ブログは良い。ブログの良いところは、日記でも告知でも記録でも呟きでもなんでもブログだ。ブログという言い方で問題ない。何書いてもブログだ。分類苦手なあなたや私の味方なのだ。


あなたも私もそうだが、ブログを読むときにそれが日記なのか告知なのか独り言なのかを気にしない。ブログを読んで、それが日記だったら、日記を読んだなと思い、それが告知だったら告知を見たなと思う。ブログは不定形の前駆体。文章の第二形態くらい。第四形態くらいまで行けば、それぞれの類型がクッキリしてくる。


近況は、と言えば、雑談係というラジオをやっています。西村眸さんと二人。エンタメ、サブカル、哲学、芸術を楽しく雑談する係で、スタンドFMのまるネコ堂芸術祭の番組のコーナーとして月一回くらい配信中。一回、15分から20分くらい。


https://stand.fm/episodes/68904357d4aa320ed1ab15d0


雑談係の編集をやっていてよかったのは、会話を切った貼ったする楽しさを再発見したこと。


インタビューとか対談とか、文字起こしして原稿にするのをひたすらやってた頃に実感としてあった、会話で「ですます」とかの文末表現までたどり着く人ほとんどいない現象にもまた再会して、当時はイライラしながら発話者の着地予測点としての文末をこちらでつけたしたりしてた。その編集の万能感が楽しくもあったが、いまはそういうことをやらなくても雑談なんかそもそも、そんなに厳密に伝わらないし、それで十分だとわかっているから普通にいじるのが楽しい。


あの頃テキストでやっていたのを、雑談係は音声のまま直でやれる。結構イケる、やっぱりこの辺で切っても問題ない、ここにくっつけちゃっても聴ける、とか。


音声でやることでテキストとは違う新しい発見もあって、相槌とか合いの手って、ベース、楽器の、だと思った。リズムとコード進行をやってる。そこにメロディが乗ってくるんだ。


言葉とか文章とかで出来ることは、僕や君が、まだまだ知らないで、もっともっと広々してるオープンワールドだから、色々やってみたい。しばらくブログを書く予定。


ブログ