April 25, 2019

【564】筋トレ考。

筋トレをする目的は筋力アップである。筋肥大である。だから、スクワット50回とか、プランク1分とかいうときの50とか1とかという数値に、目的や目標としての意味はない。それに気がついて、俄然、筋トレがやりやすくなった。

筋肥大は、筋繊維の一部が刺激で破断し、その後、適切な栄養と休養によって回復する際に、元よりも増えることで起こる。

だから、筋トレは、筋繊維の一部が破断する程度の負荷をかければいい。そして、本当は食事や休養にちゃんと気を配るのが必要なのだが、今はとりあえず見かけ上の「体を動かすレベル」の筋トレについて書く。

スクワットは毎日50回程度やっている。程度というのは、なるべく50回で十分な負荷がかかるように、腰を落とす高さと落とした状態をキープする時間を調整している。50回やってもまだ余裕があるなと思ったら10回ほど追加したりもする。始めたときから50回で、一月ほど経つ今でもだいたい50回で収まる。

プランクも最初1分ではじめて、いまだに1分だけど、おしりやお腹や背中の筋肉に意識して力を入れて、1分で腹と背のあたりの筋肉全体に負荷がかかるようにやっている。腹筋背筋あたりの体幹は、僕はもともと弱いようで、今でも1分はかなりきついが、それでも最初よりは余裕が出てきたので、今日は10秒伸ばした。

腕立て伏せは途中からメニューに入れた。苦手中の苦手で、本当に腕の力がない。動機よりも苦痛が上回るからと、最初はやるつもりがなかったけれど、上記のように筋トレのイメージが変わってきたことで、むしろ苦手な部分ほどやりやすいというか、負荷を簡単にかけられるので効率的だとわかって、やるようになった。10回から初めて、これはさすがに回数が少ないのだけど、それでも、顎はもとよりおでこを床につけることすらできない、というか「できない」のではなくて、おでこを床につけなくても負荷がかけられて簡単に筋トレができる。

要するに「もうだめもう限界もう無理!」ってなってから、プラス1回とかプラス5秒とか、そういうことが重要で、結果的にそれが何回だろうと何秒だろうとどうでもいい。肝心なのは、どの筋肉を「限界」にするかという筋肉へ関与する意識の精度であり、そのときどのような筋肉の状態なのかという筋肉を観察する意識の精度のことなのだ。

こういうことは物理的な、体力的な、つまりフィジカルなことだけではなく、ほかのことにも関わりそうなので、メモとして書いておく。

文章筋トレ」にも共通点があるような気がする。

April 24, 2019

【563】短パンにTシャツ生活スタート。なるべく薄着で過ごしてやる!

筋トレをしてムキムキの人が、筋肉がついていると冬でも短パンにTシャツで過ごせると言っているのを聞いて真に受けることにする。嘘かもしれないけど、本当だとしたらこんなに楽なことはない。基礎代謝が上がって発熱量が向上するからというもっともらしい理由も、プラセボに寄与しそうなので採用する。

次の冬に短パンTシャツを実現するため、すでに筋トレを始めていて、といっても、今のところ、スクワット、プランク、腕立て伏せというシンプルなメニューだけど、これでも効果があって、確かに結構暖かい。というか、寒さを感じたらスクワットしたりして体を動かすようにしているので、単にそれで熱くなっているだけという当たり前の現象なのかもしれないが、こういうことが重要なのである。

で試しに、今日から短パンTシャツにしてみたら、全然だいじょうぶ。いけるいける。

健康にいいとか、美容にいいとか、モテるとか、そういう理由では体を動かす気にはならなかったけど、薄着でいられるというのがこれほど強いモチベーションになるとは、自分でも驚きで、意外なところに僕の欲求というのはあったのだなと改めて自分を発見している。

さて、今度の冬はどうなっているだろうか。

【562】意外に役立った新生児・乳児期の子育てグッズ3選。

現在、生後7ヶ月。一時期ひどかったアトピーは、小児アレルギー専門医にかかるようになって順調に治療が進んでだいぶ落ち着いてきた。当初よりも薬の量も大幅に減ってきている。これについては別にまた書くかもしれない。



これまでの育児で、出産前にはほとんど意識していなかったけれど、実際にはとても役立った子育てグッズを紹介する。この3つは本当にあってよかった。

「出産祝いになにか欲しいものある?」ときかれたときにリクエストするとよいかもしれない。

3位 おまる


偶然、ゴミの日に近所で拾った。琺瑯の丸い容器で、最初はおまるとは知らずに、洗面器代わりに使っていた。子供のアトピーがわかって、おむつかぶれを予防するために「おむつなし育児」を始めたときに、このおまるがとても役に立った。おむつなし育児の詳しい説明は、ネット上にそこそこ情報があるのでそちらに任せるが、僕が説明するとしたら「排泄によって子供とコミュニケーションを取り、子ども自身に排泄への意識を向けさせ、排泄を自分でできるようにさせていくこと」となる。

おまるは大きさや形がちょうどよく、これのおかげで始めたときの成功率がかなり上がったと思う。周りに実践者がいなかった状態で、もしこのおまるがなかったら諦めていたかもしれない。あってよかった。

特に夜間、だいたいおしっこで目が覚めるのだけど、枕元におまるをおいて、泣き出したらおまるの上に抱き上げてさせている。気が散らないせいか、昼間より夜間のほうが成功率が高いのも意外だった。昼間なら、庭やお風呂場に直接させたりもできるのだけれど、夜はそういうわけにいかないので、おまるが活躍する。この手のことは、うまくできるようになりさえすれば、いろいろな方法があるけれど、うまくいくようになるまでが問題で、その最初のとっかかりを作ってくれた。



2位 おくるみ


友人から借りた子育てグッズの中にあったものがたまたまスワドルデザインの「アルティメットおくるみ」だったので、これを使ったが、別メーカーのものでも良いものがあるかもしれない。0ヶ月から3ヶ月ぐらいまで使っただろうか。

使用期間自体はそれほど長くはないけれど、とても重宝した。お雛巻きをして抱っこするのがとてもやりやすかった。バスタオルでやろうとするとサイズ、形、生地の伸縮性などが適切でなく、すぐにほどけてしまったりしてやりにくい。おくるみはそれ専用なのでとてもやりやすい。洗い替えなどを含めて複数枚あっても良い。




1位 お昼寝布団


澪の祖母に「なにか買ってあげる」と言われて考えた末に選んだのがお昼寝布団。受注生産で一月ほどかかったが、これがもうふわふわで、この布団にしてから昼寝の質が大幅に上がった。

それまではだいたい座布団に寝かせていたのだけれど、ちょっとした物音で起きてしまって、泣き出していたのが、ぐっすり眠ってくれるようになった。生後7ヶ月ぐらいに入手したのだけれど、もっと早く、できれば生まれる前に準備しておけばよかった。値段も手頃。

昼寝の寝かしつけがとても楽になり、またしっかり寝てくれるからか、一日のリズムができて生活にメリハリが出た。助かる。カバーは澪が作ってくれた。掛け布団はブランケットやバスタオルで代用している。このお昼寝布団のせいで、大人の布団にももっと気を使ったほうがいいだろうと思うようになった。

追記:記事執筆時点では「値段も手頃」と書きましたが、2023年9月時点で、かなり値上がりしており、また、綿の原材料なども変化しているようなので、商品リンクを削除しました。(2023-09-17)

以上3つ。

April 23, 2019

【561】ノリや勢いでは、できないことがある。

高校卒業まで関西にいたわけで、僕も一応関西人の端くれだから、どうしても「ノリ」や「勢い」というものに頼ってしまうことがあった。いや、たぶん、今もある。

しかし、この年になってつくづく思うのは、ノリや勢いで「乗り切ってしまう」ことの恐ろしさだ。乗り切れてしまえば満足する、そういう安心感の反復に日常が侵食されてしまうことだ。

ノリや勢いで乗り切っていくだけでは到底なしえないなにかは確かにあって、むしろ例えば表現の世界のようなところで名を成すようなことをしている人は、ノリや勢いとは無縁の在り方を継続している。一見するとそうは見えないかもしれないが。

若いころはどうしてもノリや勢いを重視しがちだし、ノリや勢いがないことに悩んだりもするけれど、ノリや勢いだけではどうにもならないことがこの世にはたくさんあって、特に、あなたにとって本当に大切なことや一生をかけて保ち続けていくことは、ノリや勢いではどうにもならないところにあるのだということは早めに知っておいたほうがいい。

April 12, 2019

【560】進みあぐねているときのYouTube。

今年の春は花粉症、あとたぶん黄砂が例年よりもしんどくて、いろいろと進みあぐねている。特に『言語6』の原稿を4月中には仕上げたいと思っているのだけれどこれが難航。

というわけで、YouTubeです。こんなときは。


冒頭の10秒ちょっと、静止画のように見えますが、足元のスピーカーのインジケーターを見ればわかるように、動画です。ダンスの動画で静止画のように見せることにどういう意味があるのかと言われても、答えにくいわけですが、これだけですげーってなります。アニメーションダンスの面白いところは、誰が見てもすげーってなるところです。この、誰が見てもすげーっていうのをとことん突き詰めていくというのが、見てて心地よいわけで、動き自体はもうむしろ気持ち悪い。はっきり言って。

あとこれなんかも、何度も見ちゃいます。気持ち悪くて。


先攻の人というか、いや人だけど、の二巡目の前半の弾かれる感じが特にエグくていいのだけど、後攻の黒い人のマニアックな感じも捨てがたい。この二人は、似たような世界観を持っていて、それは幼稚でありつづけながらグロテスクに育った大人の世界で、僕はうれしくなる。

というわけで、どういうわけか、僕は体を動かすことが苦手だし、リズム感も目立って悪い方で、だからダンスなんて地球の裏側の出来事なのだけれど、だからこそこういう動画を何度も何度も見てしまう。

最後に口直しというか、可愛らしい子どもたちのダンスでほっこり。


きっと、英才教育の世界なんだろうな。ここも。