July 18, 2020

【723】7月18日の文章筋トレ。

今日は五人。今日から土曜日は5時まで。少し時間が伸びた。

10分と60分をやる。

60分を書き終わった時点で残り時間がかなりあって、今日は流石に余裕があるなと思っていたら、終わったのは17時40分頃だった。40分もオーバーする。

文章を書くことは、最近の僕は、他人との距離を調整することと同じことだという気がしている。他人との距離を文章を書くこと以外で調整するのはとても難しい。文章を書くことでも難しいけれど、試すことができる。

大概のことは通じる。通じるということについて書き手ができることは実はそんなになくて、大概のことは通じると思って書けばそれでいい。書き手がやるべき多くのことはそれ以外のことだ。と、言いきれそうな気分がしてくる。

いい感じに他人が気にならなくなり、他人に出会うことができる時間だと思う。

半分眠りながらの報告。

ZOOMが安定してきたので、要件を緩和していこうと思っています。初めての方もぜひご検討ください。

●定期:文章筋トレ
隔週の水曜午前、月一回の土曜午後
https://marunekodoblog.blogspot.com/p/blog-page_26.html

▼僕が書いた10分の文章。
 窓の先、隣の家の屋根の上に1センチほど山が見える。1センチと言っても定規をあてればそれぐらいだろうという意味で、定規をあてるその場所次第でいくらでも変わる。1センチというのは、だから、僕の勝手な大きさの単位だ。基準は無い。ただ、僕がここから見た時になだらかな山頂の辺りが少しだけ見えているその少しというのを1センチと呼んでいる。その山頂から右に5センチほど行くと、見えていた山の向こう側にある山が見える。これも同じぐらいの高さで、その山影は前面の山影より薄く、ほとんど灰色だ。前側の山は深緑。その二つの山影の上2センチほどに雲の底がくる。雲も灰色だが、奥の山影より底の部分は少し薄く、上に行くにつれさらに薄くなっていく。視線の目標を前面の山の山頂に固定したまま、雲の上まで見ようとするとおでこの奥のあたりが気持ちの悪い痛みを覚える。眉間にシワが寄る。あの山たちと雲とはどちらが近くにあるのかわからない。たぶん雲が近い。それらが10センチ四方ぐらいにある。この縮尺で行くと僕の視界の全体は50センチ四方ぐらいだ。



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●12月15日から21日:言葉の表出、冬合宿2020

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