April 18, 2025

4月4日~4月中頃。

公開しようか迷うくせにとりあえずライブで書いておきたいという気持ちもある。

4月4日にお腹の子どものとらちゃんの心臓の検査に行った。
まさか1時間近くエコーするとは思わなくてびっくりした。
左右の心室の間に穴があるらしいことがわかったけど、医師があまりに落ち着いているのでたいしたことではないように聞こえてくる。とういうか、手術でどうにかなる程度ならたいしたことではないように思えてくる。
いろいろ説明してもらったけど、胎児のエコーは当然母体越しなので、生まれてこないと確かなことは言えないらしい。
その後は妊婦健診。とりあえず羊水が多すぎるので、それを抜くために1泊2日で入院することが決まった。

なんだかその日の診察でわかったことは、胎児のことはよくわからないということだった。
方向性は示されてる感じだけど、ぼんやりしている。

隆とようちゃんが一緒に来てくれた。
長時間で、ようちゃんは(とようちゃんと一緒にいた隆は)大変だったと思う。
帰りにスーパーによったらようちゃんは最近気に入っているブルガリアヨーグルトを2つも抱えて出てきた。

気が張っているとなんとなく疲れがわからないときがあるけど、ふとどっと疲れることがあってまあそりゃ疲れるわなと思う。

初めていろいろ知らされたときより少し落ち着いた。気がする。
体も使わないように心がけているというかいろいろ助けてもらいなるべくゆっくりしているからなのか、薬は飲んでるし張りも多少マシ。なんとなく羊水の増加速度も一時期に比べて落ち着いている気がする。

まるネコ堂芸術祭の方はLINEスタンプは完成させて、それだけになってしまうかもと当初思っていたけど、シールデータも完成できて今週来る予定だからそれも展示できそうで嬉しい。

いろいろ助けてもらってありがたい。


去年、京都市京セラミュージアムでの村上隆展に連れて行ったようちゃん。
テーマソングのmononoke kyotoを気に入ったようなので聞かせまくってPVも結構見た。
今朝は「いまちーかない、の本ここ?どこ?」と図録を探す。いまちーかない、はmononoke kyotoの歌詞。正確には「いましかない」。
鬼が見たかったらしく、彫刻の鬼の写真を見せて、満足しないようで、森美術館での「五百羅漢展」の図録の赤と青の鬼も見た。
村上隆の絵って普通に子どもが好きになってしまうものが多い気がする。結構熱心に見る。


羊水除去の日。
駅までタクシーに乗って、さらに病院最寄り駅からタクシーに乗ることにした。送ってもらってもよかったのだけど、ずっと車も酔うので電車でもいいかと。
途中であらたのクラスで一緒だった子のお父さんに会った。通勤途中。降りる駅が同じだったけど、特急では座れないんじゃないかと教えてもらい私は準急に乗った。
目的の駅に着くと改札にその人が立っていて、慣れない駅だと迷ってしまうかもしれないから勝手に待っていたとタクシー乗り場まで案内してくれた。不安な日ではあったし、とてもありがたかった。

病院でしばらく待たされて、急にいろいろ準備が始まった。
せっかくだされたお昼を食べる暇なく、点滴がつけられ、お腹はすいていた・・・しかし、今は食べれないからと下げられてしまった。しかも終わったあとも出てこず処分されてしまった・・・。食欲は健在。
着いてすぐカロリーメイトを食べていたのがちょっと救い。

分娩室に通された。分娩じゃなくても分娩台に乗ることがあるのかとびっくり。
看護師さんの準備がひと段落すると、ぞろぞろと医学生だろう人が入ってきてなんと見学入れて11人体制。いつも診察してくれていた主治医は平然とやるんだけど、いろんな立場で緊張しながらやっている人もいるので緊張する。
ぶっとい針が見えて怖かった。
多分あれで羊水を抜く。

1.5L抜いたところで、赤ちゃん近づいてきたのこのくらいにしときます、と終了。
ほんとは2L抜きたかったけどと言っていた。
緊張したのか37.7℃になっていて、よくあることなのか看護師さんも普通だった。

羊水を抜いたあと、お腹の張りが強ければ入院がのびると聞いていた。
幸い特に問題なく、予定通り翌日退院できた。
入院中に保坂和志の「プレーンソング」を読んだ。作中に出てくる若者たちも実年齢は私よりずっと上なのかと思うと、すでに古典な本に思えた。確か、1990年ごろ出版。

1泊2日で家に帰りつくとあらたが困っていた。
その日あったまるネコ堂ゼミの内容を聞いていて困ってしまったらしい。いろいろ考えることがあったんだろう。

あらたはこの春から小学生になって、思った以上に学校を楽しんでいてなので頑張っている。
ほんとうに思った以上。
朝5時に起きて、夜8時前に疲れ果てて自分で布団にはいっていく。

あらたの濃密な日々の影響をうけてるのか、羊水を抜いた日からすごい日数が経った気がする。
羊水は、また増えるかもしれないし、増えないかもしれない。
増えないにこしたことはないけど、増えたら増えたで仕方がない。
次回MRIを撮るそうで、それで正直なにがわかるのかよくわかってないんやけど、その日に合わせて次の健診もある。羊水の溜まり方とか、子宮頸管の長さとか測ってくれるのかな。子宮頸管が短くなると、早産の可能性が高くなってしまうので、入院を提案されるんじゃないかと思う。羊水は一時期すごいスピードで増えたほどは増えていないようには思う。多分。


こういう話をどういうテンポで書けばいいのかわからなくなったりよくしている。大変ではあるけど、落ち込んでいるわけではない。
もう、ほぼほぼ何かの疾患を持って産まれてくるだろうと思うので、とらちゃんが病気でなければいいと単純には思えなくなった。もちろん、症状が軽かったりするに越したことはないし、病院であればいいと思っているわけでもない。生きて行けるようにできる治療もすると思う。
でも、あまりにそういうことを願いすぎるとそれがいったいそもそもとらちゃんなのかよくわからなくなって、いったい自分が誰と過ごしているのかわからなくなるような気分がある。そもそもそうであるとらちゃんの根本みたいなものを否定するようなところまでいってしまう気がすると違和感があるんだと思う。
こういう気分っていうのを半年前の自分はほとんどわからなかった。だから、上手く言えないし書けないて気分がしてるのかもしれない。


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