第0.5回まるネコ堂芸術祭

何かをやっていくための場所としての芸術祭

今できることを発表したり既に手元にある作品を出品する、というふうに参加するよりも、芸術祭までの期間なにかやりはじめたり、やり続けたり、というような制作の途中の段階をやっていける場所として芸術祭を考えました。

芸術祭への参加が、自分がやろうとしている、気にかかっているなにかに手を伸ばしていけるような、少しでも形になっていくような場や時間にしたいと思っています。芸術祭は発表の場でもありますが、発表ということも手を伸ばしていくことの力になると思います。

出来上がった作品を発表することを主な目的とせず、何かやろうとしていることを発表したり、何かやり始めている途中のことについて発表する中間報告的な場として考えています。

2021年のゴールデンウィークに第1回まるネコ堂芸術祭を開催します。それに伴い、2020年秋にその「中間点」として第0.5回を行います。


キーコンセプト

楽しく面白い素直な芸術祭。


日程・会場

2020年10月31日(土)
オンライン(zoom)にて実施


タイムテーブル

9:00 オープニング・ミーティング

全員

出展者と実行委員、一般参加者の全員でのオープニングミーティングです。芸術祭のウォーミングアップです。特に事前に内容は決めていません。


9:10 読むことを描くということ〜課題への取り組みの経過報告〜


濵田恒太朗(はまだこうたろう)

ドストエフスキイ作品と聖書の関わりをライフワークとして取り組んでいる恩師との生きた師弟関係の10年。課題への取り組みの経過報告になります。ただ言葉としてではなく、ちゃんと実態が伴ったものとして、実践としての試行錯誤の中で描き出すものたちを紹介していくような発表にしたいと思います。

プロフィール
体を動かすことが好き。子どもと関わり思いっきりあそぶこと。ぺんぎんとくじら好き。お餅系の食べ物好き。労働する思索家という意識が最近は薄くなってきている社会科学系学術専門洋書店の営業マン。絵を描くこと。ギターを弾くこと。テニスをすること。みな無我夢中で、無心で取り組める。日々のこと不定期で書いています。https://note.com/hamakonosisaku
kotaro.hamada0520@gmail.com


9:55 文の可能性 #0.5


大谷隆(おおたにたかし)

「私たちは文の可能性がある」。間違っているとは言えないけれど、どこか少し変な感じがする文はある。間違っていると言えそうだけど、意味は伝わっている感じがする文もある。文という可能性の場所で少しなにかを始めるために45分話します。

プロフィール
編集者。言葉の場所「まるネコ堂」代表。生きている時間の大半を考え事に費やしつつ、言葉に関することをやってます。


10:50 作ること 眺めること 食べること


田村恵子(たむらけいこ)

表現することが苦手な私が、知りたいことをいろいろとしつこく追い続けていくうちに「唯一無二の和菓子を作る」ワークショップを思いついて試して、仕上げるまでの経緯とワークショップの内容をお話します。

プロフィール
何者かになるのはやめました。ただただ「いつもここにいる」と365日笑っていたいと思っています。


11:35 芸術運動


中川馨(なかがわかおる)

「芸術運動」の「運動」は、”ムーブメント”ではなく”エクササイズ”を指します。生活でも、趣味でも、仕事でも、活動でもない。からだを動かし楽しむ運動(エクササイズ)として芸術に取り組みたい。当日は制作した作品とその過程をお伝えします。

プロフィール
1987年東京生まれ。2012年に大学卒業後、市民活動支援の仕事に就き、現在に至る。
kaoru.nakagwa@gmail.com


13:20 「自由」に生きるとは何か?


山野カエル(やまのかえる)

2020年『まるネコ堂ゼミ』に参加。はじめて<スピノザ哲学>にふれる。おもしろい。その後すぐスピノザの主著『エチカ』を手にする。やっぱりおもしろい。今回は『エチカ/第5部_知性の能力あるいは人間の自由について』あたりから、僕がめちゃくちゃおもしろいとおもう<スピノザ哲学>の紹介を試みる。

プロフィール
山野カエル研究室 主任研究員。1957年生まれ。O型。山羊座。最近惹かれた言葉「私さえよければ、それでよかったの。」
毎日ただ書くだけの人としても活動中! https://note.com/0112


14:05 描くことと自由


大谷美緒(おおたにみお)

「スタイル」、「個性」、「自由」。備わっているものではなく時間をかけて取り組むうちに得ていくものではないか。絵画にまつわる言葉にやっと自分なりの説明ができるようになった。描くことでわかってきたこと、今制作中の絵画について話します。自由という言葉にはもう少しなにかある気がしていて、当日まで模索します。

プロフィール
今年は久々に大きな絵をいくつか完成させ、絵の世界がどんどん変化しています。初めての小説も書きました。改めて西洋美術を勉強中。ヌメ革の小物やカバンの「CARAPACE」共同主宰。まるネコ堂在住。
大谷美緒のブログ https://mio-aqui.blogspot.com/


15:00 重すぎず軽すぎない運命と宿命のお話。


奥田晃子(おくだてるこ)

星を読むことに携わり、早13年。木星も一巡りし、ここでこれまでの経験も踏まえて、星占いの命題ともいえる「運命と宿命」について、自分なりの考察をシェアしたいと思います。45分で語るには大きすぎるお題目かもしれないけど、45分だからこそ語れる内容もあるのではないかな。

プロフィール
kirari「星と旅する毎日」主宰。1972年京都生まれ。猫好き。旅好き。太陽天秤座 & 月魚座。ときどき中国語を話します。
http://kiraristar.net
https://note.mu/kirari303


15:45 ピアノを弾くってどういうこと?


山本明日香(やまもとあすか)

一言で「ピアノを弾く」と言うけれど、考えていくと実はよくわからないなと思っている。鍵盤が押されて音が鳴る、ということと「ピアノを弾く」ということは違うんじゃないか。人と体とピアノと音楽。そのあたりのことを喋ってみたい。

プロフィール
A型。魚座。SAKURAGAWA PIANO ROOM 主宰。約三十年、習う立場、教える立場、演奏する立場と、色々な角度からピアノに関わってきて思うことをコラムに掲載しています。https://yamamotoasuka38.wixsite.com/pianoroom


16:30 クロージング・ミーティング

全員

関わった人全員による閉会です。16時50分終了。


参加費・投げ銭

芸術祭全体の参加費は設定していません。無料でご覧いただけます。
当日参加して面白いと思っていただければ、投げ銭をアマゾンギフト券でお願いします。

・marunekodo@gmail.com 宛にお送りいただければ芸術祭全体の運営費に充当します。
・個々の出展者に投げ銭したい場合は、それぞれの出展者に直接お送りください。

申し込み方法

代表メールもしくは実行委員、出展者にお申し込みください。
zoomのURLをお伝えします。
代表メール marunekodo@gmail.com

※zoomを使ったことがない方は、事前にテストして準備できます。
ミーティングに参加する前にテストするにはどうすればよいですか?(zoomヘルプセンター)」

関連文章・更新履歴


過去の開催履歴など

第0回、まるネコ堂芸術祭
第0.5回、第1回まるネコ堂芸術祭、準備ページ

主催

まるネコ堂芸術祭実行委員会
実行委員:大谷隆、大谷美緒、山本明日香(敬称略、五十音順)

問い合わせ

・各実行委員
・まるネコ堂 marunekodo@gmail.com