January 28, 2019

【551】文章筋トレ第1回の様子



第1回(1月26日)の記録。

ショート2本、ミドル1本。3人。

10分でも結構書けるものです。1回目ということもありますが、予想していたよりも、それぞれバラバラな方向へ向かった感じでした。続けていくことでおそらく変化していくとは思いますが(メニューの改良を含め)、〈自分の文章〉というものに本気で取り組みたい人には、あまり見当たらない良い機会かもしれないと思いました。逆に、そこまでではない人には、さほどかな。僕は自分の書いたものに今更ちょっと驚いたりしています。やってよかった。次回はどうなるか。

文章筋トレ
次回は2月23日(土)。

January 21, 2019

【550】ブログへのコメントをくださっていた方へ。承認制にしていたのを忘れていて今頃知りました。ごめんなさい。

ほとんどコメントがつかないブログなので完全に油断していました。何件かコメントをくださっていた方がいらっしゃったのですが、コメントの存在につい先程気づきました。申し訳ないです。

一応お返事も書きましたので、もし覚えておられたら該当エントリーのコメント欄を見てみてくださいませ。

設定を変更し、すぐに反映されるようにしました。

January 19, 2019

【催し】まるネコ堂ゼミ、佐々木敦『新しい小説のために』

東京の友達のはまこーと一緒にやります。場所はまるネコ堂です。

文芸批評なのですが、ほぼ〈現在〉の日本の現代文学シーンをこれでつかむことができます。僕の好きな作家である保坂和志や岡田利規(劇作家)もあつかっていて面白いです。現代文学の小説や戯曲に興味がある方はおすすめの一冊です。

詳細はゼミサイトで。

January 17, 2019

【549】読む仕事。

物心ついたときから読むのが好きだった。本を沢山たくさん読んだ。だからいつか物書きになれたらと思っていた。物書きと呼べる仕事をやっていた時期もあった。でも続けていくのは難しかった。僕の仕事は読むことなのかもしれない。書くという憧れを残したまま、読み続けることなのかもしれない。さびしさや切なさもあるけれど、納得もできる。読むことが好きだったのだから、その好きなことが仕事になるのはよいことなのだ。それは間違いない。こんなに幸福なことはない。しかしそれでもどこかで書きたいと思っている。これは一体何なのだろう。僕の適正にも能力にも才能にも合わないだろうに、それでもまだ書きたいと思っている。たぶん、そう思っている間は読む仕事ができるのではないかとも思う。読む仕事をやる、書きたいと思いながら。

January 12, 2019

【548】典型的なアトピーと診断される(生後128日目)

新の皮膚炎。昨日、小児アトピー専門医のアレルギー外来を受ける。初診30分かけてくれるところ。全身チェックして、典型的なアトピーと診断される。またしても今使っている薬では効かないので一段階強いものを大量に出される。数日前、皮膚科ではアトピーではないと言われたのだが。

アトピーの診断がおりたこと自体は、覚悟していたというか。僕も澪もほぼアトピーだと思って対策してきたつもりだったのだけれど、それでもやっぱりこたえる。

最初の小児科、次の皮膚科とも、結果的にはいずれも「効かない薬」を処方され、貴重な時間をロスしたことになる。こういう流れはどうにかできないものか。人間のやることなのでしょうがないとはいえ。

自宅の環境については、澪の父親に来てもらって掃除を手伝ってもらったりしている。これは本当に助かる。澪の母親にもちょくちょく来てもらって、ご飯を作ってもらったりしている。これもとても助かる。

人がいるということはそれだけで助かる。ほんとうに。なので来てください。とくに何かをするつもりでなくても、来てくれるだけで助かるし、うれしいです。

宿泊も可能なので、京都や宇治の観光拠点に使って頂いてもOKです。

猫の遊び相手とか、本を読みにとか、文章を書きにとか、絵を描きにとか、昼寝しにとか、なんでも有りです。

January 10, 2019

January 7, 2019

【547】デリダゼミを決行する。

昨日はデリダゼミの第6回目。

このところの新の皮膚炎による心痛のなか、連日のカビホコリ対策の大掃除をやりつづけ、まず物理的に本を読む時間が取れず、さらにそれ以上に、この大変なときに「読書?それもデリダ?そんなものを読んでいったいなんの足しになるのか!」という自己批判的意識の中、いろいろ諦めそうになったのだけど、なんとかレジュメ(のようなもの)を書いて挑みました。結果的に、僕にとってはこのレジュメはとても大きなものになり、書けてよかったと心底思いました。これからもゼミはもちろん、僕の好きなことをやっていきます。もちろん新の皮膚炎に直接的に良いと思うこともやり続けます。そこに交差が生じるはずです。

ジャック・デリダ『グラマトロジーについて』ゼミ 第6回レジュメ

January 6, 2019

【546】おむつなし育児、二日目であっさり成功(生後122日目)

昨日の夕方から始めたおむつなし育児への挑戦は、本日あっさり成功した。

お昼ぐらいにちょっと新の様子が違う瞬間があったので(具体的にどういうサインだったのかは忘れてしまった)、おまるの上に抱きかかえてみると、しばらくして、やっぱり今回も違ったかなと思ったころにシャーっとおしっこが飛び出た。すぐには何が起こったのかわからなかったが、一瞬後に「おしっこしたー!」と叫んだら、新はびっくりして泣き出してしまい、慌てて「よくできた。成功だよ。すごいよ」と成功を喜んでいることを伝えたら、ちょっと笑ってくれた。

僕の抱きかかえ方がまずかったのだけれど、最初のおしっこは見事おまるを超えて、向こう側の床を濡らしただけだったけど、それでもこれは大成功で、僕と澪とでしつこいぐらい新に喜んで見せると新もうきゃうきゃと喜んでいた。

ここまでに何度か失敗というかタイミングのズレがあったのだけれど、こんなに短期間であっさりできてしまうものかと驚いた。抱きかかえ方もまだしっくり来ていない、試行錯誤の状態だったわけで、どう考えても新が頑張っておしっこを出そうとしてくれたからに違いない。量的にも少しだったから、新にとっては、そのタイミングでおしっこをする必然性はなかったはずだ。つまり、新が僕たちの熱意を汲んでともに頑張ってくれた(おしっこを出そうとしてくれた)としか思えない。

一度うまくいくと驚くほど簡単に、2回目3回目と成功していく。

今日はデリダゼミの日でけんちゃんが来ていたのだけれど、けんちゃんに見せつけるようにおしっこをしてみせる。誇らしげに。

数回続けて、僕が抱えてやって成功したあと、澪でもできるかとやってみると、今度はなんとうんちを少しした。これも少ししか出なかったので、きっと新が、いつも以上に踏ん張って出してくれたんだと思う。

というわけで、おむつなし育児は二日目にしてあっさり成功した。

成功のポイントのようなものを僕たちのケースで書き残しておくと、最初に丁寧に説明をしたことではないかと思う。

具体的には、

1 これからおむつなし育児を始めます。
2 おむつじゃなくておまるにおしっことうんちをします(本を見せて、何かをやろうとしていることをわかってもらう)。
3 新がおしっこやうんちをしたくなったら、なにかサインを出してください。
4 それをみつけて、おまるの上に抱っこします(実際に抱っこしてみる)。
5 これがうまくいくと、おむつかぶれがなくなります。
6 これはすごくいいことで、こういう新しいことを試してみるのはきっと新も好きだし得意なはずです。

これらを僕と澪の二人でかなり熱心に伝えた。どれぐらいのことまで伝わったかはわからないけれど、僕と澪の熱意、楽しみにしていること、面白そうだと思っていること、新もきっとそう思うだろうこと、ぐらいは少なくとも伝わったはずで、親バカ認定覚悟で言えば、天才的な理解力を持った新には全て確実に把握してもらえたと思っている。

おしっこに関しては、だいたい30分から1時間ほど間をあけておまるに抱きかかえると、その時点で溜まっている分を出してくれる感じになった。つまり、この体勢(状況)になればおしこをすればよいということが理解してもらえている。もっとも、ときどき出なくて「まだだよ」というような不機嫌な顔をされることもあるけれど。

とにかくこれは、そこにいる人全員にとってとても楽しいことで、それだけで僕は救われる。

もうほとんどおまけのようなことではあるけれど、これでおむつの洗濯物が減るのもうれしい。そして、おむつなし育児と並行して始めている手洗い洗濯への移行にも弾みがついている。(手洗い洗濯については別エントリーで書ければ書きます。)

January 5, 2019

【545】おむつなし育児のチャレンジ開始(生後121日目)

今日も新(あらた)の絶叫泣き。僕の方が参ってしまいそうになる。これは僕が僕をどうにかしないといけないことである。

おむつなし育児を試し始める。澪が3冊ほど本を借りたのだけど、それほどの情報はない。とにかく新のおしっことうんちのサインを見つけて、おまるなどにさせるだけ。新にしっかり話して聞かせる。さっそく新も頑張ってくれて、一度目は突然静かになるというサインを出す。どうやらこれはおしっこを「している」ところのサイン。お礼を言って今度はおしっこをする「前に」なにかやってほしいとお願いする。その後、いろいろと試してみるもののうまく行かず、最後はやたら新が僕に向かって泣くので、またどこかかゆいのかと思って痒そうなところを薬を塗ったりしていると、突然ブリブリとうんち音。かゆいのではなくて、うんちを訴えかけていたらしい。新に謝る。明日以降もチャレンジ予定。

連日の大掃除は昨日でようやく一段落。今日からは通常掃除モード。カビとホコリは大幅に減少したはず。

澪が洗濯機のカビについて調べる。どうも日本に洗濯機は合わないのではないかと思われる。洗う物が出次第、温水で手洗いして庭に干す随時手洗い方式を検討中。良い脱水機はないものだろうか。

January 3, 2019

【544】今日はお腹とお尻。できることは全部やる。(生後119日目)

昨日は一日、肌もきれいでずっとご機嫌。あぁ、ひょっとしたらこれであっさり治ってしまうかもなと期待してしまう。その分、今日がつらかった。今までで一番つらかった。

朝お風呂に入った直後、危険な泣き方。全身チェックすると、お風呂前にはきれいだったお腹がただれている。お風呂に入って30分ほどで出たことになる。薬を塗って授乳する。

痒みがひどいとき、新(あらた)はものすごい勢いで咳き込みながら飲む。お腹が減っているから飲んでいるわけではなく、苦痛に対して為す術がなく、夢中で吸い付いて気を紛らわせるしか鎮静方法がないからそうしているのだ。飲みながらも足をばたつかせ、あらい息で泣きながら懸命に吸っている。しばらくすると薬がきいてきて眠る。

できることはすべてやることにすることで、僕はどうにか精神を保つ。

まずは掃除。毎日の掃除に加え、毎週水曜日を掃除の日(「水曜掃除」と呼ぶ)にして、大規模に掃除することにした。

さらに掃除をしやすくするために物を減らしている。具体的には本と本棚の撤去をすすめている。本棚は掃除しにくく、ホコリが溜まりやすい。

「言葉の場所」と名付けた所から本を撤去していく事態にほんの少し心残りがあったが、新(あらた)の出せる限界いっぱいの叫び声を聞き続けて消し飛んだ。まず、処分する本を選ぶ。あとで古本屋へ送る予定。残りは実家へ運ぶ。実家の居間を「まるネコ堂別館ライブラリー」と呼ぶことにする。大画面テレビもあるのでDVDも観ることができる。

我が家(本館)に残す本棚は、ガラス付きのホコリのたまらないやつ一つをメインにし、もう一つを食器棚と兼用にする。この兼用棚は水曜掃除で載せてあるものを全ておろして掃除することにする。あと二つの本棚は別館ライブラリーへ移送する。

夕方、やや落ち着いていたのだけど、また泣き叫び始める。今度はお尻。おむつかぶれに似た状態に見える。薬と授乳。

カビは確かに放置してきた。僕にも澪にもそれほど影響がなかったからだ。今はカビとホコリをターゲットに定め、対策をとる。

窓を開けて家の中に風を通している。外と同じ気温なので寒いといえば寒いが、この寒さも心労に比べればどうということはないし、今、家でやっていることは掃除と整頓ぐらいなので、体が動いて温まっていて特に問題はない。

猫3匹は人とゾーンを厳密に分けた。1階の居間や工房には今後、猫を入れない。そのため、居間の窓とドアに設置していていた脱走防止網は不要となったので、昨日撤去。窓やドアの掃除がしやすくなった。新に直接的に猫アレルギーの症状は見られないが、猫の毛やトイレまわりの不衛生は影響が大きい。

暖房器具は、石油系はやめて電気に変更している。石油ストーブを長時間つけていたり、消した直後などに、どうも痒みが出ているフシがある(きちんと検証はしていないけれど)。

風呂の壁と天井は「ためしてガッテン」方式で、高温シャワーを浴びせてみている。これも週一(水曜掃除)でやる。

今後やるつもりのこととしては、おむつなし育児。おむつを使わないことでおむつかぶれが防げる。肌に負担のかかることは回避したい。

もう一つ、子供用和装の自作。これは澪がやってくれる予定。甚兵もしくは浴衣。自作の利点は確実な素材を選べること。それに和装は乾きが早い。おむつなし育児にも合うのではないかと予想。

書き出すとやることがいろいろあって大変そうに見えるが、やればいいとわかっていることをやることへの苦痛はない。効果があるかどうかわからないということがつらいのだ。可能性は天使でもあり悪魔でもある。

January 2, 2019

【543】食会やってよかった。しんどいときにこそ人に来てもらいたい。新年の挨拶にかえて。

昨日は昼間、新(あらた)の皮膚炎の調子が悪く、夕方5時からの持ち寄り食会をどうしようかと、さすがに本気で考えた。僕も澪もしんどい気分のこんな状態で新年会などできるのだろうか、と思ったのだけれど、こういうときにこそやったほうが良いのは、何度も確認してきたことなので、会の始まりに事情をちゃんと全部、澪が話してやることになった。元旦にもかかわらず、僕と澪を含めて5人の参加者で盛会だった。
久しぶりの食会。
貴重な日本酒あり、手作りのお節料理あり、
ボリュームたっぷりのソーセージ盛り合わせに、
不思議なタロイモチップス、チーズ各種などなど、
いつもながら驚異のバリエーション。
開始直後の新はだいぶ持ち直していたのだけれど、椅子に一人で座っていられるわけではなく、僕と澪がかわりばんこに抱っこしながら家の外を歩いて、手の空いたもう一人が食会の輪に加わるというやり方でやった。

とても楽しかったし、何よりとてもやりやすかった。そもそも持ち寄り食会は、忘年会をいかに自分たちでやりやすいように、やりたいようにやるか、という観点から始まったものなので、どんなことがあろうと、やりやすいようにやりたいようにやることができるはずなのだ。

会の終わりぐらいには新の調子も回復しいつものご機嫌のおしゃべりを披露していた。やってよかったと思った。

大晦日に来てくれた小林一家もそうなのだけど、こちらがしんどい状況にあることを承知の上で、あるいは、その状況についてちゃんと話を聞いた上で、やってきてくれ、この場所であれこれやってくれる人は本当にありがたい。勇気と力がある。こういう人と友達でいられることほど生きていくことの力になることはない。

そんなわけで、今年はしばらくまるネコ堂は大変な時期が続くと思うのですが、それでもたくさんの人が来てくれることを望んでいます。本を読んだり昼寝をしたりするだけでも歓迎です。ぜひ来てください。

January 1, 2019

【542】元旦から大泣き。後頭部が赤く腫れてしまった。(生後117日目)

前のエントリーを上げた直後から、新(あらた)大泣き。

抱っこして外へ連れ出してもまったくだめ。体を大きく反らせて暴れる。これは背中や頭が痒いときにやる。後頭部が広範囲に赤く腫れている。一番強い薬を塗る。澪が授乳しても暴れているが、そのうち薬が効きだして疲れ果てて寝る。ここまで約1時間ずっと泣き続け暴れ続けたが、このぐらいでおさまってまだよかった。

ここ数日調子がよかっただけに、精神的にきつい。

追伸:
さらに1時間後、泣き出す。薬で治まっていた後頭部に再び強い湿疹。お腹も見られる。

【541】年末に珍しく大掃除をする。(生後117日目)

新(あらた)の皮膚炎の原因として、カビやホコリの可能性が浮上。

うちは物が少ないのだけれど、それは物の管理が僕も澪も苦手で、使わないものがあると部屋が散らかっていくからで、その対策として物を減らしている。物が少ないほうが楽だからそうしている。掃除が好きなわけではなくて、むしろ嫌いだからそうなっている。

そんなわけで、窓枠や台所などにどうやらカビ、ホコリがかなり溜まっている。猫が3匹もいて、毛などが落ちることも大きい。

それで年末に、年末とは無関係に、新の皮膚炎対策として大掃除をした。その結果、たぶん効果があった、と思う。新の症状は、行きつ戻りつしながらも基本的には治っていく方向で進んでいる。その速度というか安定度が増した気がする。

特に風を通すことを意識的にするようにしたのは効果的だった。冬場はどうしても閉め切りがちになるのだけれど、多少の寒さは新の症状改善にとっては苦にはならない。

あとは、大晦日、けんちゃんとなっちゃんといぶきが来てくれて、鍋をやったのだけど、そのときに発見したのが石油ストーブの影響で、長時間つけていると、新が泣き出し、けんちゃんが痒くなる。ストーブを消した直後もなりやすい。なんらかの影響があると思う。これも換気が効果的。石油ストーブの影響はもう少し調べてみよう。