昨日の夕方から始めたおむつなし育児への挑戦は、本日あっさり成功した。
お昼ぐらいにちょっと新の様子が違う瞬間があったので(具体的にどういうサインだったのかは忘れてしまった)、おまるの上に抱きかかえてみると、しばらくして、やっぱり今回も違ったかなと思ったころにシャーっとおしっこが飛び出た。すぐには何が起こったのかわからなかったが、一瞬後に「おしっこしたー!」と叫んだら、新はびっくりして泣き出してしまい、慌てて「よくできた。成功だよ。すごいよ」と成功を喜んでいることを伝えたら、ちょっと笑ってくれた。
僕の抱きかかえ方がまずかったのだけれど、最初のおしっこは見事おまるを超えて、向こう側の床を濡らしただけだったけど、それでもこれは大成功で、僕と澪とでしつこいぐらい新に喜んで見せると新もうきゃうきゃと喜んでいた。
ここまでに何度か失敗というかタイミングのズレがあったのだけれど、こんなに短期間であっさりできてしまうものかと驚いた。抱きかかえ方もまだしっくり来ていない、試行錯誤の状態だったわけで、どう考えても新が頑張っておしっこを出そうとしてくれたからに違いない。量的にも少しだったから、新にとっては、そのタイミングでおしっこをする必然性はなかったはずだ。つまり、新が僕たちの熱意を汲んでともに頑張ってくれた(おしっこを出そうとしてくれた)としか思えない。
一度うまくいくと驚くほど簡単に、2回目3回目と成功していく。
今日はデリダゼミの日でけんちゃんが来ていたのだけれど、けんちゃんに見せつけるようにおしっこをしてみせる。誇らしげに。
数回続けて、僕が抱えてやって成功したあと、澪でもできるかとやってみると、今度はなんとうんちを少しした。これも少ししか出なかったので、きっと新が、いつも以上に踏ん張って出してくれたんだと思う。
というわけで、おむつなし育児は二日目にしてあっさり成功した。
成功のポイントのようなものを僕たちのケースで書き残しておくと、最初に丁寧に説明をしたことではないかと思う。
具体的には、
1 これからおむつなし育児を始めます。
2 おむつじゃなくておまるにおしっことうんちをします(本を見せて、何かをやろうとしていることをわかってもらう)。
3 新がおしっこやうんちをしたくなったら、なにかサインを出してください。
4 それをみつけて、おまるの上に抱っこします(実際に抱っこしてみる)。
5 これがうまくいくと、おむつかぶれがなくなります。
6 これはすごくいいことで、こういう新しいことを試してみるのはきっと新も好きだし得意なはずです。
これらを僕と澪の二人でかなり熱心に伝えた。どれぐらいのことまで伝わったかはわからないけれど、僕と澪の熱意、楽しみにしていること、面白そうだと思っていること、新もきっとそう思うだろうこと、ぐらいは少なくとも伝わったはずで、親バカ認定覚悟で言えば、天才的な理解力を持った新には全て確実に把握してもらえたと思っている。
おしっこに関しては、だいたい30分から1時間ほど間をあけておまるに抱きかかえると、その時点で溜まっている分を出してくれる感じになった。つまり、この体勢(状況)になればおしこをすればよいということが理解してもらえている。もっとも、ときどき出なくて「まだだよ」というような不機嫌な顔をされることもあるけれど。
とにかくこれは、そこにいる人全員にとってとても楽しいことで、それだけで僕は救われる。
もうほとんどおまけのようなことではあるけれど、これでおむつの洗濯物が減るのもうれしい。そして、おむつなし育児と並行して始めている手洗い洗濯への移行にも弾みがついている。(手洗い洗濯については別エントリーで書ければ書きます。)