タイトルから書き始めてみます。タイトルぐらいしかないのですが、こういう底が抜けた感じに僕は時々なります。なんでしょうね。
言葉というものがすでに持ってしまっている「業(ごう)」のようなものなんでしょうか。さみしいです。
「気取らず」って書いてあるんだから気取ってないんだよと思うのですが、そうはならないという、恋の駆け引きみたいなものです。
なんでこんなことを書いているかといえば、たぶん、ちょうど今、来年の芸術祭向けのサイトづくりを進めているところで、表現や芸術ということそのものに思いを馳せているからだと思います。
第1回や第0回のサイトを見返したりするのですが、どちらも冒頭に新型コロナウイルスによる変更についての但し書きがあります。その事情説明の短い文章を読むだけで、心動かされます。記録や記憶は意外なところに強く深く刻み込まれていると思います。作品や創作ってなんだろうと思うには十分なほど何かが揺さぶられてしまいます。
ひょっとすると、芸術とか表現とかって気取ってやがる、と僕が思っていて、だからわざわざ「素直な芸術祭」と書いたのか。僕自身、芸術や表現や創作は、好きなことだし、やりたいことでもあるので、その分、勝手にこじらせていたりするのかもしれません。これについてはもうしばらく考えてみようと思います。また一つ、長い付き合いが始まったのかもしれない。
ともあれ、楽しく面白くやります。やりたいんです。
追記:
まるネコ堂芸術祭のサイト
第3回(2023年春開催)に向けてリニューアルしました。
出展者募集も開始しています。上記サイトより御覧ください。