僕にとってレクチャーコンサートの良いところは、音楽というものが、実は、聴こえてくることと聴くこととのかなり複雑な重なりというか絡まりだというふうに実感できるところだと思っています。そのような状況として、音楽と僕とが共にいることができるようになる感じがあります。
音楽というものが、受動的でも能動的でもある、自分に起こる出来事になるという感じです。
こんなことは、ひょっとすると音楽家や音楽が好きな人にとっては当たり前のことかもしれません。あるいは、全く見当外れかもしれません。でも、いずれにせよ、僕にとってはそれがなにか特別な体験として、レクチャーコンサートでは起こります。それが素敵です。
6月19日はショパン「雨だれ」を中心に。今からとても楽しみです。
問い合わせは、大谷まで。
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