May 21, 2017

【催し】吉本隆明で遊ぼう。もしくは『言語にとって美とはなにか』を読む講座合宿。

吉本隆明についての講座を、それも『言語にとって美とはなにか』をもとにして、やってやろうという、大胆なことを企画しています。

僕たちが、言語が面白くてしかたない、と思うようになったのは、この『言語にとって美とはなにか』をゼミで読んだからです。おかげで僕たちは毎日毎日、言語で遊び惚けるようになりました。寝ても覚めても。他のことがろくに手に付かない。他のことと思っていてもどこか言語に結びついている。それどころか、それって言語そのものじゃないの、とすら思ったりするようになりました。

言語という場所は、広い場所です。そこで僕たちはいつも思いっきり遊んでいます。面白いことが次々と起こり、それまで面白いと思っていたことが、実はもっと面白かったのだと気づきます。やればやるほど広くなる場所。やればやるほど、もともと広かった場所。この場所で、とことんやるのは幸せです。

そんな場所へもし誰かを連れて来れるとしたら、僕たちとともに勝手に遊んでくれる人が増えるとしたら、いったいどんなことになるんだろう。そう思いついて、この企画をやってやろうと思っています。

僕たちなりに吉本隆明で思いっきり遊びます。上手にとか正しくとか、そういうことはさほど気にせず。あわよくば、吉本隆明が遊び得なかった遊びをしてやりたいとも思っています。

吉本さんも、とともに勝手に遊んでくれるはず。

===
吉本隆明『言語にとって美とはなにか』を読む講座、合宿で。

日時▼2017年6月10日(土)、11日(日)
 導 入:10日11時から12時
 第1回:10日13時半から15時半
 第2回:10日16時から18時
 第3回:11日10時から12時
 第4回:11日13時半から15時半
 第5回:11日16時から18時
 懇親会:両日夜。ごはんを食べながら。


場 所▼まるネコ堂
講 師▼小林健司・大谷隆
内 容▼講師のガイドと参加者との質疑などを通して吉本隆明『言語にとって美とはなにか』を読みます。
定 員▼8人
持ち物▼『言語にとって美とはなにかⅠ・Ⅱ』
受講費▼2万円
宿 泊▼会場(まるネコ堂)で宿泊。「通い」も可ですが、宿泊をおすすめします。
※猫がいます。講座中は会場には入れませんがアレルギーの方は相談ください。

講師紹介▼
●小林健司(こばやしけんじ)
愛知県春日井市出身。大阪教育大学在学中に教育関係のNPOの起ち上げに関わり、卒業後も含めて約十年勤務する。その後、東日本大震災の復興に関連したソーシャルビジネスの創業支援等をする NPOでの勤務を経て2012年独立。2014年から2016年の2年間、パートナーのなっちゃんとの結婚を機に、「fenceworks」の一員としても活動する。​
​2016年11月、滋賀県北比良にセルフビルドで建てたログハウスを拠点に、雑誌「言語」の執筆、「読む・書く・残す探求ゼミ」、人と人の間に生まれる企画「ゆくくる」、などを行う。​
・小林健司のブログ「ことばか日記」 http://hitotookane.blogspot.jp/

●大谷 隆(おおたにたかし)
京都府宇治市出身。読んだり書いたりできる空き地として言葉の場所「まるネコ堂」代表。CSRレポート制作会社の編集部門、NPOの出版部を経て2010年5月フリーランスの編集者として独立。寄ってたかって本を読む「まるネコ堂ゼミ」、「読む・書く・残す探求ゼミ」等を行う。
独立後、手がけた編集物には、雑誌「言語」、「CARAPACE(キャラペイス)」(ウェブサイト)、イスの積み木「てるぺん」(ウェブサイト)などがある。

​・まるネコ堂 http://marunekodoblog.blogspot.jp/


Share: