小林健司さんの音読の特徴は、
密室の時間の自覚性にあると僕は思う。
読むということにも書くということにも、
詩にも絵にもある、あの密室の時間のこと。
密室に響く自分だけの音読は、
思う存分、納得行くまで、試される。
技術、技法という言葉が精確に使われる心地よい反復の時間。
密閉されているからこそ、
扉が開いたときに生じる外気への抵抗と外気の吸収が待ち遠しい。
合宿の間ずっと、いたるところに密室が発生するそのこと自体、
得難い出来事だと思う。
大谷 隆
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▶講 師:小林健司
▶内 容:課題図書に挑んだり、自分の好きな本に浸ったりします。
▶持ち物:各自音読したい本をお持ちください。
まるネコ堂の蔵書から選んでもOKです。
▶日 程:2018年7月28日(土)、29日(日)
▶時 間:
28日(土):11時 講師の話から開始
29日(日):17時頃 終了
※終了時間が遅れる可能性があります。
▶参加費:15,000円(宿泊・食事込み)
▶場 所:まるネコ堂
京都府宇治市五ケ庄広岡谷2-167
アクセス
▶食 事:まるネコ堂で作って食べます。
▶宿 泊:まるネコ堂で宿泊。雑魚寝です。通いも可。
▶定 員:5人程度
▶注 意:猫がいます。アレルギーの方はご相談ください。
▶主 催:大谷 隆
▶お申込:marunekodo@gmail.com までメールにて。
・お名前
・電話番号
・その他(何かあればご自由に)
<講師 小林健司のプロフィール>
愛知県春日井市出身。大阪教育大学在学中に教育関係のNPOの起ち上げに関わり、卒業後も含めて約十年勤務する。ソーシャルビジネスの創業支援をするNPOでの勤務を経て独立し、大阪を中心に活動。2016年、滋賀県(琵琶湖の西北西あたり)にセルフビルドのログハウスを建て、2017年に第一子(男の子)が生れる。近所でバイトをしたり、執筆や子育てをしたり家の裏にある山や琵琶湖を散歩したりしながら、新しい暮らしをつくっているところ。自他ともに認める音読マニアで音読の会を開催。
・人とことばの研究室 http://hitotookane.blogspot.jp/
<主催 大谷隆のプロフィール>
宇治市出身。「まるネコ堂」代表。編集プロダクションとNPO出版部勤務を経て2010年5月独立。自宅のまるネコ堂で、読む書く残す探求ゼミ、講読ゼミ、雑誌「言語」発行、考え事などを庭をうろつきながらしています。
・言葉の場所「まるネコ堂」 http://marunekodoblog.blogspot.jp/
・まるネコ堂ゼミ http://marunekodosemi.blogspot.jp/