3人で、10分と1時間10分をやる。
気持ちの良い季節。天気も気温も湿度も風速も申し分ない。あまりに気持ちが良すぎて1時間10分は書けなくなりそうだった。眠くなる。
曲りなりにも催しをやっているのだから寝てはいけないというようなことは思わなかった。書けなくても、それで良いと思った。書けないことがマイナスだとも思わなかった。書くための時間であることも、この気持ち良い時間の一つの要素だと思った。僕が書けなくても他の人は書いている。そういうことが幸せな気分だった。書くための時間だったが書けなくても十分に素晴らしいと思っていた。眠くなった。
その上で、あえてこの状況で書くとしたらどうなるのか。そういうことをやってみたくなった。眠気を抑えるのではなく、眠たく幸福な気分のまま、書く。どうやればよいのか。
とりあえず眠たい自分をそのままにしておいて、その自分を含めて書くというようなことを考えてみた。自分のなかで何かを立ち上げるような書き方ではなく、自分から滑り出ていくような感じで書けないだろうか。書くことによってそれが可能になるようなことはできないだろうか。
結局、A4一枚分ほど書けた。面白く書けた。書かれた内容が面白いという以前に書いているときの自分から乖離していく感じが面白かった。書かれた内容もちょっと変な感じで、僕としてはそこそこ面白かった。書いているというその状態自体が面白くなるように書けたのがなにより面白かった。
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■近々開催のまるネコ堂の催し
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●12月15日から21日:言葉の表出、冬合宿2020
https://mio-aqui.blogspot.com/2020/05/2020.html
●定期:文章筋トレ
https://marunekodoblog.blogspot.com/p/blog-page_26.html
●月一回:『言語にとって美とはなにか』ゼミ(全13回)
大谷美緒主催
https://marunekodosemi.blogspot.com/2020/07/34.html
●まるネコ堂芸術祭、準備ページ
https://marunekodoblog.blogspot.com/p/blog-page_84.html
●マンツーマンの文章面談
https://marunekodoblog.blogspot.com/p/blog-page_20.html
●雑誌『言語7』発行
https://gengoweb.jimdofree.com/