芸術祭のあと、また羊水が増えたような気がして芸術祭までより生活がしんどい。
だいたい「増えたな」と実感すると1-2日はお腹の皮が伸びた感じで痛かったり、慣れない感じが困ってしまい。それから5-6日は、少し楽になりなんとなく同じ感じで過ごせて、また「増えたな、しんどいな」という感じの日が来る。
今回はもう流石に結構増えてるのか1-2日経っても少し楽だなとは思えなくなってしまっている。
また、羊水除去になるんだろうか。週末に久々の妊婦健診。約2週間ぶりなので久々でもないんやけど、毎日がとてもながいので久々に感じる。
とはいえ、今日から妊娠9ヶ月に入った。32週目。
なんとかかんとかここまで来れてよかったと思う。
とらちゃんは、羊水過多で胎動は感じにくいけど、それでも力強くなってきている。たまに「しゃっくりかな」と思うような、微細な動きも感じるようになった。
まだ、1ヶ月と少しはお腹で頑張って欲しいと思う。
懸案の一つだった、歯科治療がひと段落した。
順調な妊娠経過だと余裕だと思っていた治療。4月に入ってからは隆に車で送ってもらい、長期入院もなくでなんとかかんとかだった。
4月以降今の事情を話したりすると、できることは言ってと言ってくれる人が多くすごくありがたい。それぞれ事情がある中でこんなことならできると言ってくれたりする。
最初はなかなか言うのも大変で最善を尽くして生まれても1週間で死んでしまうかもしれないのにそんなに大事にすることないんじゃないか、という反応がかえってきはしないかと思う気持ちがあったけどそんなことは今のところない。いろんなことを思う人はいると思うけど、隆や新やようちゃん以外の誰にも伝えていないという状態から少しづつ知り合いに伝えていって、その時と今とは結構気持ちが変わった気がする。大事なことを伝えるということは大きな経験なんだなと思う。
というか、生まれてもすぐ死んでしまうかもしれないそもそも生きて生まれてこれるのだろうかという中でそんなに大事にすべきか1番気にしたのは自分自身だったのかもしれない。仕事のキャンセルもしたし、新も葉もいる中で動けないと隆を中心に負荷が増える。羊水過多で、子宮は普通以上に大きくなるし、静脈留もひどくなるのだろうか。自分の体はどうなるのか。産後の体はどうなるのかという不安もある。
かなり乱暴な書き方だけど、非常に大きな賭け金をかけて‥みたいな気分がなかったとは言えない。
今は、まわりも自分もしんどかったりするけどこれ自体が生きてるってことかという気分になってきた。なにか複数ある未来の選択をしてるわけではないというか。賭けたり、賭けるのをやめたりできることをしてるのではないという感じというか。
大事にして、楽しみにした分、それで何かあった時には辛いのではという気はするけど、大事にして楽しみにできた方が楽しいなと思う。過ごすということの意味が変わった気がする。これは別にとらちゃんのことに限らない。
疲れやすい。羊水過多以外に母体の異常はないようだから、重さの影響は凄まじいんだろう。
今までの臨月よりしんどい。臨月なら、だるいと思ってもどちらかというと意識的に体を動かしたけど、今はだるくて動きたくないと思ったら出来るだけそのようにしている。
動くのは基本億劫なので子どもに怒鳴ることが増えた。近くに行って話せば済むことがなかなかできない時があるから。声だけでかくなる。
何故か今だにコーヒーが飲みたくない。ときどき飲みたいような気分になるけど、実物を見るとやっぱり違うなと思う。
飲みたくないから飲まなくてもいいっちゃ、いいんだけど、飲んでいた時のおいしかったり、気分がよかったり、一緒に飲めたりするあの感じを時々思い出す。あれができないのは寂しいなと思うようになった。
とはいえ、どんなに遅くてもあと2ヶ月ほどもあれば生まれてくる。しばらくしたら大方自分の身体はもとに戻るんだろうな。どんな生活になってるのかまだよくわからない。