第二回まるネコ堂芸術祭が4月30日に無事閉幕しました。
最終日は特に天気もよく、多くの方にご来場いただきました。ありがとうございました。本当にうれしいことです。来場できなかったけれど、気にかけてくださってご連絡いただいた方もいらっしゃって、これもまたとても励みになります。改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。
2020年の3月、新型コロナウイルスによるこの「特殊な事態」も、ひと月も経てば元通りだろうというとても甘い見通しで、その年のゴールデンウィークに最初の芸術祭開催を企画しました。しかし、そうはなりませんでした。結局、当初想定したごく普通の「有観客」での開催が実現したのは二年後となりました。
やりたいこと、やってみたいと思うことをやろうとした途端に、一歩目から躓くというのは表現の世界ではよくあることですが、この芸術祭そのものがその典型かもしれません。躓いて転びながらその都度どうにか起き上がって、また歩きはじめ、躓く、ということを繰り返して、ようやく、最初に見えていた、とりあえずあそこまで行ってみようというところまで、やってきました。「会場に作品を展示して、直接見てもらう」。こうして言葉にしてみると「芸術祭」としてほとんど最低限でしかないようなことに二年がかかったわけです。
さて。
少し顔を上げて、ここから見えるものを見ながら、また一歩、進めていきたいと思います。
一緒に芸術祭を作ってきた出展者、実行委員には、ただただ感謝です。これからも、よろしくおねがいします。
2022年5月2日
まるネコ堂芸術祭実行委員 大谷隆