久しぶりに新規の催しをしたいと思います。
本です。千葉雅也著『現代思想入門』。
まだ半分も読んでないのですが、面白すぎてしばらく読み終わらなそうです。
新書なので分量は少ないし、文章もわかりやすく書かれているので目を通すことはすぐにできるはず。なのになかなかそうならない。少し読むたびに、内容に関係することや、そこからズレたこと、全く関係なさそうなことまで、次々と立ち上がってしまって、気がつくと本を置いて部屋をぐるぐる歩き回って考え事をしている。
これまで当たり前だと思っていたことが、そうではないかもと、別のところに繋ぎ変えられてしまう。まさに聞きたかったことを聞かされたり、ずっと聞きたくないと思っていたことを聞かされたり。ウズウズ、ゾワゾワ、すっきりしない。大きくなったり小さくなったり、うねりとさざなみが消えることなく続く。
これらは、僕にとって面白い本を読んだときに共通することです。こういう本はあんまりないです。
簡単に読み進められないけれど、だからといって難しい内容ではない。読み終わる目処も立たない、立てたくない。読み進むことが正しいという気もそもそも起きず、気がつけば、本と関係がないようなことをついつい始めている。
ということで、だれかとこの本について話をしたいととても思います。読書会をやります。
シンプルに、本を読むことが楽しくて面白いと思えるような会にしたいと思っています。興味持った方が気軽に来ていただければうれしいです。なぜかうちのイベントは敷居が高いと思われがちなのですが、ふらっと迷い込んでください。
■まるネコ堂読書会#1 千葉雅也著『現代思想入門』
日時:2022年6月4日(土) 13:30-16:00
会場:まるネコ堂+オンライン(Zoom)
参加費:1000円
内容:本について参加者で自由に話します。聞いてるだけでも大丈夫。
推奨すること:
1 本を読む。
読んでなくても参加可能ですが、読んでおいた方が楽しめると思います。
2 読んだ感想などのメモやレジュメ(形式自由)を作って提出。
なくても大丈夫ですが、なにか思ったことを自分なりに書き留めておくと読書自体の雰囲気が変わるし、読書会で喋るときも喋りやすいと思うのでこちらもおすすめ。
3 会場での参加。
来場可能な方はぜひ会場へ。オンラインだと参加の目的がはっきりしすぎて、それ以外の想定しない出来事が起きにくい傾向があります。自分自身で思ってもみなかったことが起こってほしいなという方は、ぜひ会場に。
申込み:
まるネコ堂の大谷までメール(marunekodo@gmail.com)かメッセージで。