2日ほど前のこと。なんの前兆もなく喜多方の友人の
さがちゃんがやってくる。さがちゃんは、うちの庭に繁茂するミントを見て、モヒートを作ろうと言う。ネットで調べるとおあつらえ向きの「完璧なモヒートの作り方」というページが見つかって、それのとおりにやってみる。
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庭のミントをつんできた。 |
モヒートと言われても僕にはいまいちピンとこなかったけれど、カクテルを飲みたい気分は、そう言われるとあって、さがちゃんが行きつけのバーで飲んだのがとても美味しかったと言われて、とても飲みたくなってくる。
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シロップは砂糖と水を同量煮て、そこにミントを加える。 |
材料のうち、ライムとバカルディのホワイトラム、クラブソーダが無かったので、夕方買い物に行く。この日はこの時期にしては珍しく、昼間30度にもなったとても暑い日だったので、涼しくなってから出かける。これから美味しいカクテルを飲むために歩いて行くのはとても楽しくて、景色もどこか退廃している。
スーパーに行って何度も探したけれど、ライムが見つからない。しかたなくレモンを買う。
買ってきてすぐはいろいろ冷えていないので、冷蔵庫と冷凍庫で冷やしながら、少し待ってモヒートづくりにとりかかる。
まず、ライム代わりのレモンは絞ってジュースを作る。
続いて、グラスにミントの葉を入れて、すりこ木で潰す。
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飾りに入れるような量とは比べ物にならないほど
たくさんのミントの葉をグラスにいれる。 |
普段あまり見かけないグラスのようすに一体どんな味なんだろうかと楽しみが増す。
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それっぽくなってきた。 |
潰したミント入りのグラスに、氷、ラム、レモンを絞ったジュース、シロップを入れて、最後にクラブソーダを入れて、ゆっくりと混ぜると出来上がる。
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できあがった完璧なモヒート(ただしライムじゃないので不完全)。 |
一口飲むとミントとレモンのさっぱりした感じがとてもいい。しばらくすると、あぁこれ飲んだことあると舌が思い出すあのモヒート独特の後味が残る。でも、出来合いのコンビニで売っているようなモヒートの後味とは違って、新鮮な感じがとてもいい。
美味しい美味しいと言って飲んで、あぁカクテルってこんなに手間のかかるものだったのかと思う。こんな手間をわざわざ掛けて作ってたった一杯飲むというのがとても贅沢で、それがカクテルというものの持つ時間なのだ。
翌朝、起きるとさがちゃんはもう居なくなっていた。
参考:
完璧なモヒートの作り方(lifehacker)