June 13, 2016

【349】雨水タンクをつけてから雨がそんなに嫌じゃなくなった。

梅雨ということで、よく雨が降ります。

昔は雨が嫌いで、特に梅雨時は湿度も高くて苦手でした。

でも、雨水タンクをつけてからちょっと雨が楽しくなりました。
つけてからどれぐらいになるだろう。4、5年ぐらいかな。

ヤフーオークションで樹脂製のドラム缶を2つ手に入れて、
トイレの外のところに置いています。
食品工場で使っていたドラム缶の中古らしくて、最初はちょっとだけ臭いがついてましたが、そのうちなくなりました。送料込みで2つで7000円ぐらいだったような。

一つで200リットル入ります。
樹脂製なので鋸で穴があきます。
2つのドラム缶はホースを渡してつないでいます。
渡したホースの中が水で満たされていれば、
2つのタンクで同じ水位を保ってくれます。
写真の奥側がトイレです。
水色のホースを使ってトイレの中に風呂水ポンプで汲み入れています。
手前右から伸びているホースの先が雨樋につながります。

トイレの中はこんな感じ。
用を足して流したあとにポンプのスイッチを入れます。
銀色の蛇口からもともとの水道から流れてくるのですが、かなり流量を絞っています。

タンク内が水でいっぱいになると、もともとの水道の水が止まるので、
それに合わせてポンプのスイッチを切ります。
トイレのなかはこんな感じ。
ホースが動かないようにおもり代わりに口のパーツを
つけていますが、電気のコードでも巻いておけばいいです。

雨樋から流れてくる水の取水は、パイプの途中を切って入れています。

ちょっと見にくいですが、
2リットルか1.5リットルのペットボトルの切ったものを漏斗にしています。

ちょうど雨樋からの管を固定する金属の輪っかがあったので、ペットボトル漏斗をそこに乗せて固定しています。

ホースはホームセンターでちょっと太めのやつ(ペットボトルの口にぴったりはまる内径)のをつけています。細いホースだと雨量が多い時に溢れがち。特に圧力がかかるということもないので、安い透明のビニール製のホースです。

ホースはさすがに汚れてきました。
もとは透明でした。
ここに、二階の屋根の1/4の面積分の雨が流れ込んできます。

まとまった雨が1日も降ればタンクはいっぱい。
以前大雑把に計算したら、雨量7mmで満タンだったはず。

これで水道代が安くなるか、という点は、なんとも言えません。
もともとうちはあんまり水道を使わないようで、
基本料金で使える最低量16立方メートルになかなか届きません。
だから値段はいつも変わりません。

タンクがなければ16立米を超えて従量制の量まで行っているかもしれません。
水洗トイレで使う水の量は1回5〜7リットルぐらい。
ざっと、二人で一日100リットル使うとして、月に3000リットル=3立米。
1立米100円だとしたら、月300円分。
年間3,600円。

この年数使えばたぶん元はとっているでしょうが、経済的には大したインパクトはないので、せいぜい1万円程度の予算が良いと思います。

ちなみに風呂水ポンプの電気代を調べた時は、
平均的な単価では水のほうが電気より10倍ぐらい高価でした。
風呂水ポンプの電気代なんてほんとにしれています。

あと、タンクの中のポンプには、500mlの空のペットボトルを針金で取り付けて水に浮かせています。底まで沈ませているとポンプの振動がタンクに伝わって音が響いてしまうのですが、これでかなり静音になります。上澄みしか吸わないというメリットももちろんあります。

特にメンテナンスらしいことはしていませんが、十分に使えています。

数年前に1度、風呂水ポンプが故障したので買い換えました。
ポンプは800円ぐらいだったかな。



Share: