【711】海の向こうの遠い国。 By Ohtani Takashi 未分類 少なくない人が海の向こうの遠い国のことを考え続けた。常世国だ。ニライカナイだ。海の向こうの遠い国だ。海の向こうの遠い国のことを考えても仕方がない。そこで何が起こっていても自分と関係がない。知りようのない場所だ。知らないのだ。関係がないのだ。知らないということは関係がないということと関係がある。知れば関係してしまう。知らなくても関係できる。関係すれば知ってしまう。知らなかった場所に帰ることができる。 Share: Related Posts:【275】大きな魚のお腹の中から。【198】〈写真〉。写されたものの記録と写したものの記憶。【196】感情的な人と「無縁」の人。【191】コロッケ。【279】新商品の撮影。