読めてよかった。千葉雅也、ウティット・へーマムーン、阿部和重だ。ウティット・ヘーマムーンが特に良かったと今は思っている。他の作品も読みたいぐらいだ。
この三作はたぶん文体が好きだ。僕が好きな文体だ。僕が好きな文体を読むと僕は、向こう側で光がきらめいている亀裂を感じる。好きでない文体はぺったんこだ。書かれていることだけしか浮かばない。紙に張り付いた文字が張り付いたままだ。せいぜいが映写機のようにその像を浮かばせてはくれる。
書かれていないことが紙を引き裂くように現れると僕はワクワクする。そんなことはどこにも書いてない。詩の力を手放していない。媒介しない。紙を破ってしまいたい。
雑誌を買い続けようと思ったのは何年ぶりだろうか。
===============
■近々開催のまるネコ堂の催し
===============
●12月15日から21日:言葉の表出、冬合宿2020
■近々開催のまるネコ堂の催し
===============
●12月15日から21日:言葉の表出、冬合宿2020
●定期:文章筋トレ
隔週の水曜午前、月一回の土曜午後
https://marunekodoblog.blogspot.com/p/blog-page_26.html
●9月まで月一回:『中動態の世界』ゼミ(全9回)
https://marunekodosemi.blogspot.com/2019/12/32.html
●マンツーマンの文章面談
https://marunekodoblog.blogspot.com/p/blog-page_20.html
●定期:デッサン会
大谷美緒の企画です。
https://mio-aqui.blogspot.com/2020/04/blog-post_89.html