まるネコ堂読書会3回目はサン・テグジュペリ『人間の土地』堀口大學訳、新潮文庫です。他にも訳があるようですが、今回はこれで。
僕もまだ読んでいないのでどんな本なのかは説明できないのですが、訳者の堀口大學はちょっと興味があります。といっても、彼の詩を読んでいるというわけではなく、彼をモデルにした矢作俊彦の『悲劇週間』という小説で、なんとも言えない雰囲気のある青年に描かれていたという理由なのですが。
よろしければ読書会。お待ちしております。
まるネコ堂読書会
July 26, 2022
July 21, 2022
June 9, 2022
【835】第2回の読書会も千葉雅也「現代思想入門」です。
先日、初めての読書会をやりました。千葉雅也著『現代思想入門』について、みんなで話したのですが、思っていた以上に盛り上がってしまって、時間切れで終了となりました。
ということで、同じ本で二回目をやることにしました。
現代思想・哲学というものが、それぞれの内容はともかく、それ以前に「一般の人には難しいもので、それを読み解いた一部の専門家だけが語ることを許されているのだ」という、現代思想が置かれた状況そのものをひっくり返してしまおうというのが、著者の千葉雅也さんの「思想」なのかなとも思える本で、単なる「紹介本」に収まるものではない、とても力の入った本だと思います。
読むとなにかが起こる、喋りたくなる、本だと思いますので、ぜひお読みいただき、読書会にもいらしてください。
まるネコ堂読書会
#2 千葉雅也「現代思想入門」その二
June 2, 2022
【833】ここから何処かへ行けるし、帰っても来るだろうハブ空港のような本。『現代思想入門』
May 29, 2022
【829】本を読むことの面白さをできるだけ言葉にしてみる。
好物があったとして、そのどこが好きかを言うのはなかなか難問なのですが、あえてやってみようと思います。
本を読むということで僕自身に何が起こっているのかを記述してみるというアプローチで考えてみます。
まず、「知りたいことを知ること」や「知らなかったことを知る」といったときの、ぱぁっと明るくなる感じがあります。これが楽しいしうれしい。
知りたかったことや知らなかったことは自分の外側にすでに在って、それが自分へと合流してくるような感じもあります。
これを一言で言おうとしたときに僕が一番近いと思うのは「消化」です。食べ物を口に入れて、それが自分に「なっていく」感じです。
難しい哲学書などは消化の難しい食べ物という感じで、歯が立たなかったり、丸呑みしても消化しきれずにそのまま出てきちゃったりする。少しでも自分の顎で噛み切れたり、噛み砕けたり、胃腸で吸収できたりするとうれしい。
この「消化」で読書の面白さの半分ぐらいが説明できている気がします。問題は残りの半分。
こっちは、「何かが呼び覚まされた気がする」「何かがはじまってしまう」「悩みや問題が生じる」といったときの、ゾワゾワとした居心地の悪さです。本を読むことで、それまでは無かったものが生じてしまう。これが面白くてワクワクする。
この「何か」は自分の外側にすでに在るのではなく、自分から生み出されるような感じです。
これを一言で言おうとすると、なかなか難しいのですがあえて言えば「受胎」です。あるいは「出産」。自分の中で自分から自分ではないものが生じて、生み出されていく感じです。
難しい哲学書をどうにか消化できるとパァッと明るくなるのですが、同時的にその裏側でこのゾワゾワとしたプロセスが生じています。
この二面性が、今、言葉にできる本を読むことの面白さです。こうやって二つに分けて説明することでだいぶわかりよくなりますが、僕自身には、これらが一つのこととして起こっています。二面が絡み合っているといえばいいのかもしれません。紙の表と裏のように、もともと一体のものを視点によって分けて見ているだけで、紙自体は一枚という説明がスマートかもしれない。
さて、このように僕の語彙だと「消化と受胎・出産」となりますが、一般的には「理解と発見・気づき」などになると思います。意味としては同じようなものかもしれませんが、雰囲気は違っていて、僕にとって本を読むことの「面白さと楽しさ」は、ぬめぬめとやわらかく、生温かい、内的でプライベートなイメージを伴うものです。変わってしまえばもとには戻れないようなことを強く意識したりもします。性的な領域での出来事とも言えるのかもしれません。
そういうわけで、10代前半のころは、好きな本について話すなんてことは、共通の読書趣味を持つ友人とこっそりうちわでやってしました。「公開の場」で自分の読書体験を話すなど、とてもできなかった。今でも、かなりドキドキではあるのですが、そんな僕が読書会やゼミを喜んで主催しているわけで、いよいよ露出趣味も極まったなと、感慨深いものがあります。
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まるネコ堂読書会 参加者募集中です。
#1 2022年6月4日土曜日 千葉雅也著『現代思想入門』
May 26, 2022
【826】ノートをとりながら本を読む楽しさ
- 自分ではうまくできない。
- 僕のようなタイプには不要だ。
- でも、やっている人を見るとうらやましい。
- 一時的に、
- 原稿という完成物を作る「ための」中間物で、
- 用がすめば捨てる。
- 「それ自体として」作っていくもので、
- そこで何かを「生み出していく場所」だ。
ノートをとる初心者として気が付いたポイント
May 24, 2022
【825】まるネコ堂読書会のサイトを作りました。
読書会、6月4日に第一回として千葉雅也さんの『現代哲学入門』をやります。ちらほら申し込みを頂いていてありがたい限りです。
本について話すことができる場所は、ずっとやりたいと思っていて、これまでにもいろいろとやってみているのですが、できるだけシンプルに長く続けられらばいいなと思っています。
読書会のサイトを作ってみました。シンプルすぎて怪しい感じですが、このサイトも読書会の変化に合わせて、少しずつバージョンアップしていこうと思っています。
May 13, 2022
【824】読書会の告知です。千葉雅也著『現代思想入門』
久しぶりに新規の催しをしたいと思います。
本です。千葉雅也著『現代思想入門』。
まだ半分も読んでないのですが、面白すぎてしばらく読み終わらなそうです。
新書なので分量は少ないし、文章もわかりやすく書かれているので目を通すことはすぐにできるはず。なのになかなかそうならない。少し読むたびに、内容に関係することや、そこからズレたこと、全く関係なさそうなことまで、次々と立ち上がってしまって、気がつくと本を置いて部屋をぐるぐる歩き回って考え事をしている。
これまで当たり前だと思っていたことが、そうではないかもと、別のところに繋ぎ変えられてしまう。まさに聞きたかったことを聞かされたり、ずっと聞きたくないと思っていたことを聞かされたり。ウズウズ、ゾワゾワ、すっきりしない。大きくなったり小さくなったり、うねりとさざなみが消えることなく続く。
これらは、僕にとって面白い本を読んだときに共通することです。こういう本はあんまりないです。
簡単に読み進められないけれど、だからといって難しい内容ではない。読み終わる目処も立たない、立てたくない。読み進むことが正しいという気もそもそも起きず、気がつけば、本と関係がないようなことをついつい始めている。
ということで、だれかとこの本について話をしたいととても思います。読書会をやります。
シンプルに、本を読むことが楽しくて面白いと思えるような会にしたいと思っています。興味持った方が気軽に来ていただければうれしいです。なぜかうちのイベントは敷居が高いと思われがちなのですが、ふらっと迷い込んでください。
■まるネコ堂読書会#1 千葉雅也著『現代思想入門』
日時:2022年6月4日(土) 13:30-16:00
会場:まるネコ堂+オンライン(Zoom)
参加費:1000円
内容:本について参加者で自由に話します。聞いてるだけでも大丈夫。
推奨すること:
1 本を読む。
読んでなくても参加可能ですが、読んでおいた方が楽しめると思います。
2 読んだ感想などのメモやレジュメ(形式自由)を作って提出。
なくても大丈夫ですが、なにか思ったことを自分なりに書き留めておくと読書自体の雰囲気が変わるし、読書会で喋るときも喋りやすいと思うのでこちらもおすすめ。
3 会場での参加。
来場可能な方はぜひ会場へ。オンラインだと参加の目的がはっきりしすぎて、それ以外の想定しない出来事が起きにくい傾向があります。自分自身で思ってもみなかったことが起こってほしいなという方は、ぜひ会場に。
申込み:
まるネコ堂の大谷までメール(marunekodo@gmail.com)かメッセージで。