昔は自分は文章が上手いと思っていた。そう言ってくれる人も多かった。最近はほとんど言われない。自分でも思わない。上手く書きたいという気持ち自体がピーク時の4割ぐらいまで下がってる。
文章の仕事をしているからといって、文章が上手い必要はないのだけど、こういうのって説明しにくい。
僕は文章の仕事をしているけれど、それって、文章というのは素敵なんだ、こんなことまで起こるんだ、みたいなことを思わせることを仕事にしているという意味だ。文章というものや書くということに、結果的に広さや起伏や物陰を与えることになる全般をやってる。
もしあなたがわかりやすい文章や伝わる文章を書きたいというなら今はAIが、ほぼ無料で手伝ってくれる。
特にわかりやすくなくてもよくて、伝わるかどうか不安だけど、自分でどうにか文章を生み出してみたい、それを味わってみたいというのなら、AIは使う必要がない。
そんなものを人に読ませられない、というのなら、僕が有料で読みます。あなたが自分で文章を書くことはそれだけで素敵なことだけど、それをあなた自身で実感してもらうことが僕の仕事です。