October 26, 2014

【024】『2014年』のsekenism


庭から見える景色。
毎年寒くなると恒例なのだけれど、薪ストーブが欲しくなる。
年々、設置してもいいんじゃないかという期待の度合いが高まってきている。
今年こそは、と思ったけれど、うっかり「薪ストーブ 苦情」で検索してしまって、この国の支配者の存在に気づく。
天皇陛下でも総理大臣でもない。
この国を実効支配しているのは「偉大なる世間様」である。
世間様の治める世間主義(sekenism)国家である。
(架空小説『2014年』より)
まるで、ジョージ・オーウェル『1984年』の「偉大なる兄弟(ビッグ・ブラザー)」のようにあまねく人々を監視している「偉大なる世間様」。

と妄想が膨らんで近所の街並みが別の世界に見えてくる遊びをして楽しむ秋。

夜長にまた読もうかな『1984年』。
旧訳版。 新訳版。


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