鉛筆、正確には芯ホルダーで描いて、消しゴムで消す。この消しゴムの修正が楽しいということを発見した。
描いてみて、何となくイマイチだと思う所を消して、また描く。細かい所を消すためにスティックタイプの消しゴムも買った。小さい所をちまちま消しながら、少しずつ描いていく感じが良い。
消した跡が残るのが最初は気になったけど、だんだん気にならなくなって、今では跡が残ってる方が良いと思うようになった。履歴の感じ。
細々と修正を繰り返して、今はこの線になっているけど、以前はそうではなかった。結構大胆に変更したりもしている。そういった現在の形だけではない、引き摺ったものの存在も悪くない。
デジタル作業の特徴は、この痕跡の無さかもしれない。良くも悪くも、綺麗さっぱり最終形だけになる。それはそれで楽しい。