第1期のときもそうなのですが、
小林健司さんの案内文がすごいです。
毎回、もうこれで終わりかもしれない、
もう僕なんかいなくても「探求」はできるんじゃないか思いながら、
やっています。
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10年以上、誰かの書いた文章に手を入れる「編集」を
仕事にしてきた大谷隆さんの見方を手がかりにして、
集まった方々と「読む」ことを再発見していきます。
現代の日本では、言葉は情報を伝えるための道具として
使われることがほとんどです。
しかし、よくみていくと、言葉は
「書き手の見ているものを形にした表現」でもあります。
辞書通りの、社会で約束された意味の、言葉としてではなく、
「書いた人にしか見えないなにか」を記した表現として
言葉を見ていくとき、そこには全く新しい景色が広がります。
大谷さんは、そのように文字を読むことを
「古文書のように読む」と言います。
「何世紀に、誰が、何の目的で書いたのかわからない文書が
目の前にあるとして、その人が何を見て、何を伝えようと
この文字を書いたのか、一つ一つを読んでいく。」
と言います。
何人かで集まってそのように読んでいくと、ふいに、
書き手が見ていた世界や捉えようとした質感、ときには
筆を走らせる息づかいまでが感じられるときが訪れます。
果たしてそれは妄想や空想の類いなのか、
僕自身はこれまで書き手とともに検証してきた結果から
それが現象的な事実だと確信するようになってきましたが、
今回も引き続き検証を続けていこうと思います。
言葉と文字の再発見の旅路をご一緒してくれる方を募ります。
小林健司
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▶日 程:第1回 11月14日(土)
第2回 12月5日(土)
第3回 1月16日(土)
第4回 2月13日(土)
第5回 3月12日(土)
第6回 4月16日(土)
第7回 5月14日(土)
▶時 間:各回12:00~17:00
▶内 容:参加者の中からお一人、じぶんが書いた文章を
持ち込んでいただき、「読ん」でいきます。文章の
持ち込みを希望する場合は、申込時にその旨お書添ください。
(申込多数の場合は通し参加の方を優先した上で先着順となります。)
▶場 所:スタジオCAVE(大阪市西区)
▶主 催:小林 健司
▶講 師:大谷 隆
▶参加費:通し参加21000円(単発参加は1回4000円)
▶定 員:6名程度
▶申込先:fenceworks2010■gmail.com(■を@に変換してご利用ください)