March 29, 2016

【320】お金は天から降ってくればいい。

と半ば本気で思っている。我ながら馬鹿だと思う。



うちは雨水タンクがあって、プラスチックのドラム缶が2つある。一日も降り続ければ溢れてしまう。それ以上は溜められない。それでもトイレを流すのには十分で、だいたい週に一回まともに降れば一年を通じてタンクが空になることはない。冬場はあまり降らないから枯れてしまうこともあるのだけど、それでも年間一月もない。たぶん2,3週間。

お金もそんなふうに降ってくればいい。
たくさん降っても流れていくし、流れていくことを悲しく思うこともないだろう。

時々少しずつ降ればいい。

晴れていたら晴れていることをよろこぶし、
降っていれば降っていることをよろこぶだろう。

雨乞いすることもあるだろうし、
晴れを祈ることもあるだろう。

僕にだけ降るわけでもなく、
僕にだけ降らないわけでもない。

かれこれ数千年。
そろそろ人類は天からお金を降らせてもいい。

と、時々思う。

時々降ってきたのを少しだけ溜めておけるように、
少しずつ僕はいつも何かをしている。


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