May 5, 2020

【686】子供が居る家を職場にしていく。

ゴールデン・ウィーク、保育園休み、子供1歳児ずっと家。

進めなくてはならないことがいくつかあって、普段ならばそれほど手こずらずに仕上げられるだろうことなのに、手を付けることすら難しい。という状況が続いている。

なので、これを機に、子供が居る状態でも仕事をやっていけるようにするにはどうすればいいのかということを試行錯誤してみようと思っている。何らかの理由で保育園が利用できない事態はもう少し想定しておいたほうがいい。

連休前からすでに保育園からはコロナ関連で強い「登園自粛要請」が出ていて、できる限り休みを取るようにはしてきた。その分、仕事はどんどん後ろ倒しになっていってフラストレーションが溜まっていった。これはよくない。

とりあえず、美緒と僕とで交代でアラタをみることにしたが、仕事に使える時間は単純に半分になる。これでやっていけるなら良いのだけど、早々に破綻する。というか、これで済むなら保育園に通わせる大義的な意味はなくなる。

で、ここからが試行錯誤。つまり、面白くなるはずの領域だ。

僕も美緒も自宅で仕事をしている。自営業だ。自営業の強みは僕は、生活と仕事の全体を投じることができる、その全体を自分で組み替えることができることだと思っている。

自営業とひとくちに言ってもいろいろなのだけど、僕たちがやっていることの多くは、自分で仕事を作って自分で遂行するタイプのものだ。他者からの注文を受けてそれに応えることで報酬を受け取るタイプのものは少ない。

だから、そもそもの地点から、生活と仕事を含めた全体から、再度、どういうことを仕事としていくのか、ということを作り出して行くことができる。仕事をどのような目的でやるのか、どのようなプロセスでやるのか、そういったことを含め、生活と合わせて全部を組み替えていくというイメージだ。僕たちがやっている仕事と生活はそういう自由度の中にある。

ということで、まずは現状の観察から始める。

1歳8ヶ月のアラタは、だいぶ一人遊びができるようになってきた。常に直接見ていなければ危険だという時期ではなくなりつつある。おしっこやうんこもだいたい教えてくれるようになった。つまり、直接的に子育てとして必要な「労働力」は減ってきている。一日中フル回転して家事と子育てをやっていた頃から比べると相当に余裕がある。

しかし、だからといって子供が家に居る状態で仕事は難しい。ここで仕事と言っているのは、パソコンを使うとか、文章を書くとか、本を読むとか、zoomで面談をするとか、そういったことだけれど、なぜ難しいかと言うと、この手のことを僕や美緒がやり始めると、アラタがそちらに興味を持ってしまうからだ。近寄ってきて、マウスやキーボードや画面を触りたがる。本は取り上げられる。逆に言えば、大人が積み木や絵本に興味を向ければ、子供も一緒にそれをする。

この辺が現状だ。ここから考えて行けばいい。この状態で仕事と生活はどうできるのか。

とまぁ、方針はそんなところだけど、これを具体化するのはなかなか大変で、少しずつしか進まない。それはとてもよく知っている。しかも、こういうことは、あぁでもないこうでもないと試していって、ようやくだんだん上手くできるようになったなと思う頃には、子供が成長して次の段階に入っていて、そもそもそんな必要もなくなっている、といった経過をたどることもわかっている。

のだけれど、だからといってやらない手はない。思えば、そんなことばかりやってきた。単純に面白いからだ。


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