言語について思考するときの言語も思考も、極めて前提が曖昧な無意識的なものだ。
言語とは何かということを、そもそも思考するとは何か。
言語が思考の可能性の条件だとすれば、
思考することは、どのように言語から可能性を受け取るのか。
思考それ自体の可能性の条件である言語を思考するとはどういうことか。
思考の前提である言語を思考するとはどういうことか。
堂々巡りである。同じところを巡り続ける。
いつまでも巡り続けられる。いつでも立ち去れる。その場所だ。
その場所で言語と思考が開く。その場所だ。
何もない。すべてだ。すべてある。