今日の昼間は、インタビューの文字起こしをするつもりだったのだが湿度が高くてなかなかやる気が出ず、ぐだぐだウェブをうろついていたら盛大な手抜き方法を発見。
音声認識を使った「文字起こしの自動化」を3つの方法で試して比較! 夢の「寝て起きたらテキスト化」は可能なのか?(lifehacker)
Speechnotesに録音データを喰わせておけば、精度はいまいちだけど一応テキストが吐き出される。その後の修正、編集作業に入る精神的ハードルが下がる。テキストになってしまえばこっちのものだ。
訳は何種かあるが、ヤフオクで井上究一郎訳の新潮文庫版の三冊セットを格安入手した。
タイトル通り、私小説の元祖みたいな本。なかなか生々しくてよい。当時のジュネーブ、フランス、イタリアあたりの雰囲気が感じ取れるのもいい。今日から第二部開始。第一部青春編は、30歳ぐらいまでのエピソードが綴られている。第二部はその続き。
読もうと思ったきっかけは、ゼミでデリダの「グラマトロジーについて」を読んでいて、参考文献として目を通しておこうと思ったから。読んでみると予想以上に面白くてルソーのファンになった。過度な卑下も尊大も感じさせず、これだけ自分に突っ込んで面白く書けるのだから、ごく普通に天才である。
惚れっぽく、飽きやすく、何につけても中途半端な主人公が、いったいいつ、あの世界的なルソーになるのか、先が気になる。77ページから108ページぐらいまで1時間ほど読んで眠くなる。