「しろ」もこの春から我が家の一員。 同じく破壊的なかわいさ。 |
何か事務作業を一緒にしていて、糊とかペンとかそういう類の文具がちょっとだけ足りなかった時に、友人のけんちゃんがポロッと漏らした言葉。だったと思う。
「資源はちょっと足りないぐらいがちょうどいい」
最初は割りとすっと聞けてしまう言葉だけど、「足りない」と「ちょうどいい」の矛盾に引っかかってちょっとおもしろい。でもフレーズ全体を聞いた時の感覚では「その通りだな」と引っかかりなく思えていたなと不思議になる。
だからつい、その理由を考えていくことになる。すると資源の不足や過剰というレベルの話と「ちょうどいい」ということのレベルが異なっていることが見えてくる。「ちょうどいい」の対象と範囲は資源の過不足ということよりもずっと高いところにあって、もっと広く覆っている。
資源といった時には、目の前にある固有の具体的な「この」資源についてだけれど、「ちょうどいい」というのはもっと広くて世界中に響き渡る声としてある。
一枚ずつ玉葱の皮を剥いていくように、何かがその時々で少しずつつかまえられるようないい言葉だと思う。