March 6, 2015

【094】色とりどりの無言。

屋内空き地。そういえば、「無」と「空」の違いも
視野にちらつきだしてきた。
無言にもいろいろある。

まるネコ堂ゼミでも円坐でも、しょっちゅう無言が現れる。
テーマなくただ話すのを録音した「言葉の記録」でも、大量の無言が現れる。

でも「無言を発し(ようとし)ている」者の中では、音にならない「言=事(こと)」として、一つ一つ異なる何かを現している。だから、同じ無言は無い。

僕は「無言」という文字に騙されていた。

無言こそ、意味にも物理的な振動にも縛られない、もっとも豊かな「言葉」の源泉なのだ。

ということをものすごく明確に言い切ってしまっていた奴がいた。


悔しいぐらい見事。


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