屋内空き地。そういえば、「無」と「空」の違いも 視野にちらつきだしてきた。 |
テーマなくただ話すのを録音した「言葉の記録」でも、大量の無言が現れる。
でも「無言を発し(ようとし)ている」者の中では、音にならない「言=事(こと)」として、一つ一つ異なる何かを現している。だから、同じ無言は無い。
僕は「無言」という文字に騙されていた。
無言こそ、意味にも物理的な振動にも縛られない、もっとも豊かな「言葉」の源泉なのだ。
ということをものすごく明確に言い切ってしまっていた奴がいた。
「言葉の幹と根は沈黙である」吉本隆明
悔しいぐらい見事。