March 23, 2015

【105】タイのインスタントラーメンを食べる。オーガニックとジャンクが同居するシーン。

赤いパッケージのやつが好き。
緑のやつはそんなにでもなかった。
このタイのインスタントラーメンをよく食べる。辛くて酸っぱくて美味しい。


リカーマウンテンで時々売っていて、売っているのを見つけた時はほぼ間違いなく買う。だからいつも家にストックが有る。

うちは味噌は手作り、醤油、塩、砂糖はよつばの宅配で、いわゆるオーガニックとか自然派とかいうたぐいのやつを使っている。だから、普段の僕たちの言動や家の様子やあるいはこのブログの記事などから、そういう「体にも環境にも良い昔ながらのくらし」的なものを連想されることが多い。

その連想からすると、このラーメンはわりと驚かれる。

でも、僕たちの中ではインスタントラーメンもあんまり違和感がなくて、正確には「それとこれとは関係がない」という感覚。

この話は以前、ストーリー先行型とシーン先行型という言い方で書いたことと同じで、ある大きなくくり(ストーリー)の中に自分を投げ込んで、そのくくりの中のルールを適用するという方法と、そういう大きなくくりはなくて、ただ個別に1つずつとの対応(シーン)があるという方法との違いだと思う。
【017】シーン先行型の暮らし
似たようなこととして、冷蔵庫を無くしたいという話をしていた時に、例えば近くにスーパーがあれば冷蔵庫なんかいらないのにということを言ったら、「自給自足とかそういう方向ではなくて、消費社会に乗っかる方向なんですね」と言われたのも同じようなことで、僕にとっては、単に冷蔵庫を無くしたいという個別の「シーン」でしかなくて、そこに反消費社会や自給自足といったストーリーはないし、もしそれらのストーリーに乗っかるのだとしたら、僕はたぶん何もできなくなる。

シーンの積み重ねとして、結果的にストーリーが形成されていくのかもしれないけれど、ストーリーが予めいろいろと存在していて、その中から自分が気に入ったストーリーを選択し、その一つの要素としてのシーンをはめ込んでいくような生き方はたぶん僕には難しい。

そういう意味ではミニマリズムもひとつのストーリーであって、ストーリー内の整合性を取る方向に考えるととたんに嫌気が差してくる。


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