コーヒーを焙煎して本を読む。 |
今夜は自宅で網野善彦『増補 無縁・公界・楽』の講読ゼミがある。ゼミは昨年の6月ぐらいからもう20回近くやっている。仲間と寄ってたかって本を読むというただそれだけのことがどうしてこんなにおもしろいのかと毎回驚く。
ゼミは19時開始予定で、今は午後3時。パートナーの澪は掃除したり、僕はコーヒー豆を焙煎したりして準備する。準備と言ってもせいぜいこの程度で、あとは本を読んでいる。
ゼミ前のこの時間もゼミと同じぐらい好きで、ゼミにまつわるあれこれが僕にとって今一番楽しい。
そんな午後の時間帯から一人二人と人が集まってくる。ゼミは夜だけど、なんとなく集まってきて、コーヒーでも飲みながら、話すともなく話す。平日の昼間から話して、夜は読んだ本について語る。もうそれだけでいいと思えてくる。
そんな平日人(ヘイジツジン)たちの集まる場所であればいい。