March 19, 2015

【101】食器は温度と動機で洗う。化学的で心理的な方法。

こうして見ると、たわしって美しい。
食器を洗うのに以前は、スポンジだとかアクリルたわしだとか何種類も流しに置いていた。

今はたわし一個。

火鉢の灰をとってきて水を入れて、洗剤にしている。これで洗える。

でも、結局のところ、油汚れを落とす最大の要素は、そういう道具類ではなくて、温度だと思う。

特に鍋は調理したあと、食事を食べる前、鍋が熱いうちにたわしでこすればすぐに綺麗になる。パスタを作ったあとのフライパンも熱いうちに水をかけながらざっとこすれば数秒で。皿もなるべく温かいうちに洗ってしまう。

もう一つ、洗い物という作業に対して大きな影響を与える要素は、人間の仕組みで、食べ物にまつわる作業の場合は、空腹という本能が利用できる。

空腹という、本能によって駆動する行為は人間にとって必然性が高いから、集中力も高く、高効率。だから、食事を作る工程の中に洗い物も組み込むとあっという間に終わる。なるべく作っている最中に洗ってしまう。

洗い物だけの作業を食事を作る作業から切り分けてしまうと、油分の分解性からも、人間の仕組みからも非効率になる。



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