February 26, 2020

【606】新型コロナウイルス(2019-nCoV)の影響を考える。

そろそろ僕、家族、まるネコ堂への影響を考え始めている。

直接的に僕や家族が新型コロナウイルスに感染するという可能性は高くないし、そのための対策自体は特別なことはないというか、しようがない。ごく当たり前のことだけど、

・不要不急の要件で人混みへ行かない。
・外出から戻ったら石鹸で手洗い。

ぐらい。もともと僕たち家族の外出は多くない。不特定多数の人と接触する機会は一般的なレベルからすればとても小さい。

ただ、間接的な影響とでも言うようなものは出て来はじめている、かもしれない。

「日本で実際に感染が広がるかどうか」「すでに広がっているのかどうか」ということはともかくとして、少なくとも多くの人が感染に対して対策をとり始めているということ自体が一つの緩やかな異常事態を示している、と僕は判断している。

例えばすでに、各種イベントが取りやめ、延期になっているし、遊園地施設などは休園したりしている。今はどちらかと言えば娯楽的な催事や施設が主だけれど、もう少し感染が広がれば、あるいは、感染が広がるおそれが出ると判断されれば、その対応として、社会の様々なレイヤーで「休業」が発生するはずだ。製造はすでにそうなってきているかもしれない。流通や販売はまだそれほどでもなさそうだが、運輸などはどうだろうか。

今後、数カ月に渡って現在のような状況が続くとすれば、一般的な生活のシーンでも事態は深刻と呼べるレベルになっているかもしれない。

言葉遣いが難しいのだけれど、あえて言えば「(地震などの自然災害と比較して)緩慢な広域災害」とでも呼べるような事象が進行していると思う。この事象は社会的なもので、実際の(疫学的な)感染拡大とは必ずしも一致しない。感染が広がらなくても、感染が広がるおそれがあるというだけで、社会的な事象は変位していく。

もちろん、こんなことは取越し苦労だと思う。僕は心配性だ。

まぁ、ともかく、まるネコ堂の危機管理レベルを少し上昇させることにする。現時点で、具体的にやることは、上記の直接的な感染対策に加えて、

・穀類と冷凍肉類の備蓄を平常時より積み増す。
・無理をしない。

まるネコ堂の食料備蓄は、もともと多い方だと思う。このへんは「合宿所」機能として日常的に意識している。突発的に10人規模の宿泊者があっても、慌てずに対応可能なぐらいにはいつも食料があるようにしてきた。だから、積み増すと言っても、少しだけ買い入れを前倒しにするぐらい。

無理をしないというのは、睡眠不足などにならないようにして体調を整えたり、怪我をしない、といったこと。体調不良や怪我は、厳しい状況になったときに対応するためのリソースが減るだけでなく、リソースを普段よりも費やさねばならない対象が増える。平常時ならそういう無理も吸収できるし、経験として予め排除すべきではないけれど、今はそうではない。無理をしない。

とりあえずこんなところ。

なお、今のところ(2020年2月26日現在)、まるネコ堂のイベントに関して、取りやめや延期は予定していません。

追記:直近イベントの文章筋トレ3月4日(水)をzoom参加のみで実施します。もともと会場参加予定者は0で、以前よりこの時間帯はほぼzoom参加者のみでした。


追記:
「緩慢な広域災害」と書いたけれど、今回のケースでは電気・ガス・水道といったインフラが止まる可能性はほぼ無い。だから冷凍肉類の備蓄積み増しができる。ちなみに、まるネコ堂で食べている肉類はよつ葉のホームデリバリーのもの。もともと冷凍で届くので、それをそのまま冷凍庫に入れている。「餃子用ミンチ」が安くて美味しくて使いやすくて常にストックしている。


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