February 27, 2020

【609】束の間の静寂。※追記あり

アラタの熱が下がらないので、美緒と小児科へ行っている。僕は留守番をして、部屋の窓を開け放って、掃除をして、布団を干し、幸いなことに晴れていて、コーヒーをいれた。家の電力をすべて落として、窓から入ってくる冷たい風と薄明かりと時々聴こえる車の音の中で居る。

土曜保育で熱が出た。美緒が迎えに行った。インフルエンザが疑われる。日曜日に小児科へ行った。その時点では陰性だった。月曜日には熱が下がった。火曜日は元気に保育園に行った。その夜から再び熱が出た。水曜日も下がらなかった。木曜日になった。今日だ。

もう結果は出ているだろう。僕が待っている間は静寂だ。


追記:

陽性。インフルエンザB型だった。「日曜日に受診した病院でもらってきたのでは?」とのこと。日曜日はかかりつけの小児科が休みなので別の小児科に行っていた。

土曜日に熱が出たときに保育園からは「明日も熱が下がらなかったら受診してインフルエンザの検査を」と言われていたので、あの時点で受診しない選択肢はなかった。

もし日曜日に感染し、それが火曜日夜に発症したのだとしたら、火曜日の日中、保育園に登園した時点ですでに感染力を持っていたことになる。他の子や保育士にうつしている可能性がある。しかし、これも避けがたい事態だ。

誰かが悪いというわけではない。強い感染力を持った封じ込めが不可能なウイルス(インフルエンザ)に対して2020年現在の日本社会がとっている立ち位置はここだということだ。

子供を育てること、大人が働くということ、保育システム、病院の受診システムなどなど様々な状況として今ここなのだろう。

さて、インフルエンザに感染している1歳児の親が感染しないでいられる可能性はどれぐらいなのか。少なくとも二人同時に倒れないようにオペレーションを工夫してみよう。


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