July 30, 2015

【210】「書生」生活2日目。

苦手な夏を楽しむための思いつき、
僕の勝手なイメージの中の「書生」生活をやってみます。

■目次
思いついた時のエントリー
【200】「書生」をやってみる。

やってみてからのエントリー
【207】「書生」生活1日目。
【208】「書生」生活1日目その2。
【209】「書生」生活1日目その3。

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すでに、濡らした手ぬぐいで体を拭くのも着ていた服を流しで押し洗いするのも日課レベルにまでこなれてきている。物干し台にシャツとズボンを干して出る。みやこめっせは開いていて、どうやら8時半前ぐらいには入れる。ただしエアコンはまだあまり効いていなくて、でも快適さは外の比ではない。

メールとブログの更新をする。うれしいメールが来ていて、うれしいという返信をする。メールはうれしいものだったというのをメールを使い始めた頃の感覚で思いだす。

どこにどれぐらい居て何をすれば一日が過ぎていくのか、朝から夕方ぐらいまでは構築し直すことができてきていて、ためらわず京都府立図書館に向かう。すると、昨日は開いていたのに今日はまだ開いていない。図書館の扉の前に列ができていた。同じことを繰り返すと、何でもだいたいスムーズになっていって時間が短縮される。そうしてこういう事が起きる。仕方なく列に並ぶと程なく扉が開いた。

本を読み、時々線を引いて書き写す。眠気がやってきて、読んでいたところをさかのぼり、また読んで、また眠気がやってくる。トイレに立って戻ってくる。しばらくして、ふと机の上に小さな紙切れが乗っているのを見つける。置き引きが多発しています。持ち物を放置しないようお願いします。誰が置いたのかと思って、おそらく警備員だ。警備員は警備している。目を光らせている。もしもそのような現場を発見したら直ちに処置するのだ。それが警備員なのだ。もしも、かばんを置いたまま席を立っている現場を発見したら直ちに紙切れを置くのだ。

もちろん現代の事務員も現代のメールも、もともと対象としていたものから引き剥がされ、その対象の未然的現場への作用に戦線を拡大している。膨らみきった戦場で兵士は疲労し、補給は途絶えている。

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