第2回「言葉になるかならないかくらいで」
(4分30秒無言)
(水を水道からコップに出す。飲む)
(1分10秒無言)
鈴木:いろいろこうなんか浮かぶ、僕の中で浮かんでは消えていって、こう言葉に、なるかならないかくらいでこの辺まで来て、なにか言ったらそれが文字として残っている様子が次の瞬間に、一段とばしみたいな、実際言葉にする前に、その後の文字になっている状態が想像されてしまって、
大谷:ほぉー。
鈴木:こうなんかあの、止まるというか。ということが起こってる。ははは。なんていうのか、記録として残った状態みたいな、全部じゃないけれども、なにか言ったらそれが文字になっているみたいな。それが想像されて一旦そこで止まるんですよね。言葉にならず。というのが何回か起こっていたというのを言わないと何もできない気がしてきて。
大谷:その言葉、文字になって浮かぶ言葉自体はもう、決まっているの?
鈴木:決まっているというか、なんやろ、例えば今、なんやろって言ったことが言葉の記録のウェブのページの文字になっているみたいな、記事が頭にこう、
大谷:はぁ。
鈴木:出てくる。すごく気になってるんでしょうね、たぶん、その。なんかいつも通りやりましょうっていうその設定がもうなんか、その時点でいつもどおりじゃないみたいな。
大谷:わざわざね。
鈴木:その感じが。
大谷:カチンコならしてるからね。
鈴木:あぁ、ですね。すーごいそれに影響受けてる感じがしている。いますね。あぁー、と、言えたのでなんかちょっと。ちょっと落ち着く感じがしますね。
大谷:ほぉ。
鈴木:はぁ、疲れた。
(第3回へつづく)