第5回「この感じみたいなのが僕にもある気がしていて」
(20秒無言)
鈴木:なんか、ね、この部屋を借りていること※も、二泊してみている※ということも、この、何かが発生しているけれども、はっきりと外から見てわかりやすいようではないというか、なんか今もそういう感じがして。無言の状態というのが言葉になるみたいな。
※この部屋を借りている:収録したのは東山の和室と呼んでいるアパートの一室。ぱーちゃんと大谷を含む四人が共同でお金を出している。
※二泊してみている:ぱーちゃんと大谷でこの部屋に泊まって「京都旅行」をするというCARAPACEのリュックのサイト用の企画も同時に実施。
大谷:無言の状態が言葉になる。
鈴木:うん。まぁていうか、
(12秒無言)
鈴木:最近そういうことよく考えるなと思って、なんか、いったいこれはなんなんだろうかというか、自分の中には確かに確かさみたいなものとしてあるというか、大谷さん今日言ってた自分の場所みたいなね、もそうだし、なんていうのかな。
無いことと在ることというか、こういう六畳の場所があるということで、ここを四人で借りているということによって何かが発生している、ということとか。それって何なんだかよくわからないんだけれども、大谷さんはたまにこの感じを書き表せたらもうなんか、死んでもいいみたいなことを言ってたり、そんなことをね、聞いたなぁて思い出したりみたり。
そこでこの感じみたいなのが、なんていうか、この感じみたいなのが僕にもある気がしていて、それってなんていうのかな、人にやすやすと伝わる感じはなかなか、伝わる感じっていうか伝わったみたいな別に手応えがなくて、まあでもその、何を言ってるのかわからなくなってきたけど。
大谷:伝わらないけど、なんか、何かがある感じはするよね。外から見て。その何かっていうのが他で見たことがないから、それはそれですねって言えないけれど、何かがあるということは言えるというか。
鈴木:うん。
大谷:そういう感じは、ぱーちゃんからよく、強く受ける。気がする。
鈴木:あぁそうですか。
(6分無言)
大谷:といったところで、
鈴木:ははは。1時間経つんですね。
大谷:なにかありますか。
鈴木:あぁ、なんかこういうものなのかよくわからない。これでいいのか。ははは
大谷:これでいいです。
鈴木:そうなんですね。うわぁ、はぁ、ひえー。
(終)