こんなに小さかった。 |
ありがとうを言われたければ、人が欲しいものをあげる。
ありがとうは欲しいものの対価にすぎない。
欲しいとも思っていなかったけれど、
それをもらったことで、
大きく何かが変わることもある。
その変化は、変化する前の自分では予想すらできなくて、
だから、それを欲しいと思うことはできない。
そんなことは頻繁にあることではなくて、
一生に一度あるかどうか、
そういうことかもしれない。
そういうものをもらった時に、
対価としてではなく、
畏怖として、敬意として、
「有難く」思う。
こんなに小さかった。 |