第5回 作った人にほんまよかったですって話を延々として
大谷:おもしろかったね。(DVDで観た)
梅田:あれは想像を超える役者の力。で、ストーリーとの兼ね合わせ、観せ方が非常におもしろかった。
ふすまをへだてて役者が全員座ってる状態で。基本は舞台を中心に話は進行していく。男と女を取り替えました。で、取り替えた後どう戻ったんですかっていうのが後半戦の話。話としてまず面白い。僕の中では面白い。
それを表現するなかで、役者がふすまを隔てた向こうに座ってて。それが登場したり登場しなかったり。二人で引いていったと思ったら男同士がチュウチュウしてたりとかが表現されてたりとか。ようわからん遠山の金さんみたいなんがでてきたりとか。
昔は実は女性落語が中心やったんですよ、それがいつのまにか男性が中心になってしまった現代ですっていう。そこはつくりもので勝手に脚本書いた人が組み替えたものやけど、でもそっからこう女が表現することであったりとか。男が表現することだったりとか男と女って何が違うのみたいなのを非常に巧みに描いた作品で。それを役者がちゃんとわかって全員がわかってやっている。
僕はいいものを見るといつも鳥肌が立つんやけど。久しぶりに鳥肌がたった。あれ2時間位あんねやん。2時間座布団の上で座って聞いてるわけですよ。むっちゃ辛い姿勢。でももう興奮しきって面白くって足痺れてんの忘れるくらい。本番終わったあとめっちゃ興奮したまま、東京の劇団さんで全然知らへんのに、作った人にほんまよかったですって話を延々として。
大谷:男が落語なんかできるわけがないでしょうっていう、あの取り付く島のなさみたいなのが、すごいなと思った。
梅田:リアルやったね。「男なんてこんなもんで。こんなもんで。こんなもんで。こんなもんで。こんなことできるわけがなじゃないの」っていう。ケンケンケンケン男は言ってって、言う。あの女優さんすっごい上手かった。身長も低いんやけど。すっごい上手かった。
大谷:自分が知っている事実とは逆のこと。でも、それが当たり前でしょって感じを出すのがすごい。誰も知らんはずやのに。
梅田:そうそうそうそうそう。
昔は実は女性落語が中心やったんですよ、それがいつのまにか男性が中心になってしまった現代ですっていう。そこはつくりもので勝手に脚本書いた人が組み替えたものやけど、でもそっからこう女が表現することであったりとか。男が表現することだったりとか男と女って何が違うのみたいなのを非常に巧みに描いた作品で。それを役者がちゃんとわかって全員がわかってやっている。
僕はいいものを見るといつも鳥肌が立つんやけど。久しぶりに鳥肌がたった。あれ2時間位あんねやん。2時間座布団の上で座って聞いてるわけですよ。むっちゃ辛い姿勢。でももう興奮しきって面白くって足痺れてんの忘れるくらい。本番終わったあとめっちゃ興奮したまま、東京の劇団さんで全然知らへんのに、作った人にほんまよかったですって話を延々として。
大谷:男が落語なんかできるわけがないでしょうっていう、あの取り付く島のなさみたいなのが、すごいなと思った。
梅田:リアルやったね。「男なんてこんなもんで。こんなもんで。こんなもんで。こんなもんで。こんなことできるわけがなじゃないの」っていう。ケンケンケンケン男は言ってって、言う。あの女優さんすっごい上手かった。身長も低いんやけど。すっごい上手かった。
大谷:自分が知っている事実とは逆のこと。でも、それが当たり前でしょって感じを出すのがすごい。誰も知らんはずやのに。
梅田:そうそうそうそうそう。
(第6回につづく)