September 17, 2014

【言葉の記録2】小林健司さん 第7回

第7回  計画とか未来ってそんなにお金と密接だったんだ

大谷:
前にさ、けんちゃんと一緒にお金のテレビ見たじゃん。        

小林:
うんうん。NHKのやつ。

大谷:
あれのお金の一番最初、
起源をこないだ思い出してたんだけど。
お金の誕生によって未来が生まれた、
計画が立てられるようになったって話でさ、
あぁ、そんなにそうだったのかと。

計画とか未来ってそんなにお金と密接だったんだなって。
というか計画や未来はお金そのものやん。

小林:
うん。そうだね。

大谷:
安定とかもそうだけど、計画とか未来を考えるっていうのは
全部同じこと、同じものについての話で、
そいつがこのピラミッドを作っているっていう気がしてて。

同じ何か、概念というか。
そいつをこっちから見ると計画、
こっちから見るとお金、
こっちから見ると未来、
こっちから見ると夢、
みたいななんかそんなふうになってる気がして。

だから、それらがしんどいとしたら、
その本体みたいな概念というか何かがしんどいと
思うようになったんだよね。
たぶん、お金を使わなくても、
お金っていう実体を動かさなくても
未来とか計画とか安定とかってものを扱おうとすると
裏側にお金も動いている、
そんなことになるんじゃないかな。

で、そうそう。
けんちゃんってどんな人かなって考えてたんよ。
けんちゃんって、会うたんびに変わるよね。

小林:
(笑)。そう。

大谷:
会うたんびに変わる。
安定しない(笑)。
僕の中で安定しない。

そういう安定とか未来とか夢とかっていうものとそぐわない。
僕から見たけんちゃんは。

だって、ここにいるってさどういうこと?あれ?滋賀に土地買ったんじゃないのかよって。

滋賀に土地買った:今年小林夫妻はログハウスを建てるために滋賀県の北比良に土地を購入。それにもかかわらず、つい最近、それまで住んでいた高槻から逆方向の大阪市内へ引っ越した。

小林:
ほんとだよね。ほんとに自分でもそう思うわ。

大谷:
それがね、面白いなと思って。

小林:それでまたお金稼ぐとか言ってるから。

大谷:
そうそうそう。
あれ、またなんか違うこと言ってるなと思って。

小林:
わざわざこんなとこ来て・・・

大谷:
非常に非効率。
でもその効率っていうものがもう計画とか、でしょ。
同じものなんだよ。

小林:
うん。

大谷:
だからそりゃそう。
そういうのに対して距離を取ろうとすると
非効率にならざるを得ないし、
無計画になるし、
夢は?ってきかれても答えられへん(笑)

小林:
(笑)

大谷:
その上、お金もない、って、
そりゃそうやん。
全部一緒やんって。

小林:
(笑)
なるほど。ほんとだね。

大谷:
っていう存在に見えるよ。

小林:
当たり前の結果が訪れてるだけの話か。
そうだよね。

大谷:
でも困ってないよね。

小林:
困ってることも含めて困ってないね。

大谷:
無人島のおじさんも困ってないのよ。

小林:
うんうん。

大谷:
台風来ても。
台風来て困るのはたぶん残さなきゃいけないものがある人。


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