November 1, 2014

【言葉の記録3】コトバのキロク公開収録 第2回

(まるネコ堂ウェブサイトからの再掲)

第2回  組織の一員として、どこから何を言われるかわからないって結構リスキー

小林:
もう一つ思い出すのが、前にメディフェスというのがあって。

大谷:
市民メディアフェスタかな。

市民メディアフェスタ:
2004年に「第1回市民メディア全国交流集会」が開催され、その後、市民メディアの祭典として全国各地の主要な市民メディア団体が持ち回りで実行委員会を立ち上げて毎年開催されるようになったイベント。

小林:
うん。あれももう10年位やってるんだっけ。

大谷:
それ自体は年1回、10年位やってるんじゃないかな。

小林:
去年か一昨年だったか、
大阪でやろうっていう話になって、
大谷さんがそれのとりまとめのようなことをしていて、
僕も協力してくれと言われて一緒に行って、
やったことを思い出します。

その時はそのメディフェスを作る打ち合わせ自体を
オープンにしようって言って、
議事録とかも公開していくというのをやったんだけど。

その時扱っているテーマが面白くて、
「タブーについて」。
メディアに載るときに宗教とか、

大谷:
政治とか、

小林:
いくつかタブーがあると。
なんで扱ってはいけないのかみたいな話があって。
そういうのを扱うメディアフェスティバルみたいのを
やるんだから、議事録自体もオープンにしようって
いってたんだけど。

実際には「これはオフレコで」とか。
録音を取ることもちょっと待ってくれみたいな
話になりながら進んだと。

大谷:
崩壊したんだよね(笑)

小林:
結局やることはなかったんだよね。

大谷:
僕らの意図した形ではできなかった。
僕らの敗戦の記録ですね。

小林:
それもオープンにする時に起こる現象だなと思っていて、
僕ら個人でやっているときにはいいんだけど、
例えば組織に所属してたりだとか。

組織の一員としてなにかしているときに、
どこから何を言われるかわからないって
結構リスキーな状況だと思ったりしてね。

今この場をこういう風にやっているということ自体が
メディフェスの頃からの流れの
ちょっと先に今があるなという思いがあります。

大谷:
メディフェスの話はすっかり忘れていて今日まで。

言われてああほんとだなと、
あそこでやろうとしていたことかと思って。
ちょっと、はーと思った。


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