November 1, 2014

【言葉の記録3】コトバのキロク公開収録 第6回


(まるネコ堂ウェブサイトからの再掲)

第6回  対策をとってもそんなんは対策にしか過ぎないよって僕の中のくにちゃんが言う

小林:
でもなんちゅうのかな。
今日、これを開くときでもそうだし、
他で、例えば自分が円座やるときとか、
どっかの組織に呼ばれて、
一応こういうプログラムでとかこういう趣旨で
来てくださいねとか言われるんだけど、
もう完全に非構成というか、
その場の集まった人たちで場を作っていこうとかいう
心持ちでいる時は、
何日か前から緊張している感じがあって、
それは近そうだなと思った。

今日もそうで、
なんだか身をさらす感じがあるのね。

準備しといたり、
今日も大谷さんと話すこと全部決めて、
今日はこういうしつらえでこうやって話そうと決めたら、
それを見てもらえるじゃん。
プログラムとか話す内容を。

でも、完全に僕を見られる。
それに対するすごい恐怖感みたいなのはあるね。

大谷:
準備ができないって、対策が取れないってことでしょ。
対策をとってもそんなんは対策にしか過ぎないよって
僕の中のくにちゃんが言うんよ。

小林:
(笑)。ああそういうこと。
準備してたら?

大谷:
準備しようとしてたら。

で、あなたはそんな対策を取らなくてもいいんですよ。
対策をとってないあなたを私は見るんですよって言うのよ。
それがこわいよね。

本当にくにちゃんがそんなことをいうかどうかは
全然関係ないし、
別にくにちゃんと面と向かって話す時に
そんなプレッシャーを受ける訳ではないんだけれど、
なんだろうね。

フェンスワークスというグループそのものの
コアになっているものとして
僕はそういうふうに見えちゃうんだよね。
きっと。

小林:
コアになっているものとしてそういうふうに見えちゃう。

大谷:
現実にいるのはけんちゃんとか、なっちゃんとか、
くにちゃんとかであり、
円座というプログラムであるんだけれど。

そういうものの中心に、
なにかそれがそういうふうに構造を作る、
それがそういうふうになる何かがあると想定して、
その中心にある何かみたいなものから
僕がそういうふうに言われているように聞こえる。

小林:
うん。

大谷:
逆に言うと、
対策を取らずに緊張している状態の中から
何かを言うというのは絶対に大丈夫という感じがしている。
そこから言う言葉っていうのを否定される感じがない。
けど緊張はする。
珍しいと思う、こういう場所は。

で、結局あの時思ったのが
緊張している状態のほうが普通なのだ。
緊張している状態がノーマルな状態というか。

そういう風に思って、
緊張しないように対策を取るということを
普段はやってるんだけどここではできない。
という感じを受けるんだよね。


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