バリアフリーマップを作っているのだけれど印刷のことがわからないから協力してほしいと言われた。初めて会ったはずなのに「最初からその距離にいました」というような、馴れ馴れしいというわけではなく、それでいてとても親近感のあるその距離と場所がとても印象的だった。
そんな高井ちゃんと久しぶりにあったらとても素敵なカバンを持っていて、それどうしたん?ときき始めたら、とってもうれしい話が聞けた。お友達のtamaさんが、高井ちゃんの体や持ち物、好みを聞いてぴったりに作ったカバン。
そのカバンのことも、カバンじゃないことも全て、絶妙な高井ちゃんの距離から僕に向かって話された言葉。その記録。
聞き手・まとめ 大谷隆
収録日:2014年11月5日
場所:大阪梅田近辺
第1回 女物の服ってリボンがありますやん。あれが残念なんですよ。
高井ちゃんと初代のカバン。くるくる変わる表情が魅力。 |
高井:
こないだ友達が電話くれはって、
何かしたいねって言われてね。
ほんでこないだ大谷さんにちょっと話したみたいなこと。
使いやすくて、持ちやすくて、
その上しゃれてて、かわいくてっていうのを
作りたいって言うたら、
「それいいやんか」っていうことになって。
大谷:
うん。
高井:
二人で盛り上がったんです。
大谷:
それ、カバンとか?
高井:
カバンもやけど服も。
ほんまのちょっとのことなんですけど、
もうちょっとこうなったらええのになぁっていうことがたくさんあって。
それでうちらまだ半分本気かどうなんかわからんけど、
まぁ本気やけど、
「うちらこれからやんか!」っていうことになって(笑)。
人生これから。
なんかもうちょっと着やすくておしゃれな服着て、
ええ格好したほうがいいんちゃうか。
一言で言うたら、楽しもうって。
大谷:
へぇ、いいやん。
高井:
女ものの服ってここ(胸元)にリボンがありますやん。
大谷:
あるね。
高井:
あれが残念なんですよ。
大谷:
あれが残念なん?
なんでなんで?
高井:
自分で途中までできるんですよ。
途中までできるんですけど最後までできない。
リボン結びができないんですよ。
リボンのほかにはボタン。
自分でかける自助具があるんです。
大谷:
ボタンかける自助具があるんや。
高井:
そうそう。
棒があって、握り手があって、
先っぽが針金の輪っかになって。
大谷:
輪っかに引っ掛けて引っ張るんや。
そんなんあるんやね。
高井:
このループが針金やから、
こんな大きさのボタンやったらいけるんですけど、
もうちょっと大きいボタンとか、
小さいボタンはできないんです。
それでさらに、時々ボタン掛け違いますやん。
そしたらキーって(イライラに)なって。
かけ違いはこっちが悪いんですけど。
このボタン掛けの自助具、
誕生日にもらったんですよ。
中学なるかならんかの時に。
それも母親から。
中学になるんやからボタンかけるのにいいの買ってきた言うて、
これ使いなさいって。
ちっともうれしくなかった。
何かしたいねって言われてね。
ほんでこないだ大谷さんにちょっと話したみたいなこと。
使いやすくて、持ちやすくて、
その上しゃれてて、かわいくてっていうのを
作りたいって言うたら、
「それいいやんか」っていうことになって。
大谷:
うん。
高井:
二人で盛り上がったんです。
大谷:
それ、カバンとか?
高井:
カバンもやけど服も。
ほんまのちょっとのことなんですけど、
もうちょっとこうなったらええのになぁっていうことがたくさんあって。
それでうちらまだ半分本気かどうなんかわからんけど、
まぁ本気やけど、
「うちらこれからやんか!」っていうことになって(笑)。
人生これから。
なんかもうちょっと着やすくておしゃれな服着て、
ええ格好したほうがいいんちゃうか。
一言で言うたら、楽しもうって。
大谷:
へぇ、いいやん。
高井:
女ものの服ってここ(胸元)にリボンがありますやん。
大谷:
あるね。
高井:
あれが残念なんですよ。
大谷:
あれが残念なん?
なんでなんで?
高井:
自分で途中までできるんですよ。
途中までできるんですけど最後までできない。
リボン結びができないんですよ。
リボンのほかにはボタン。
自分でかける自助具があるんです。
大谷:
ボタンかける自助具があるんや。
ボタンをかける自助具。持ち手のところは一度壊れたので修理してもらった。 |
そうそう。
棒があって、握り手があって、
先っぽが針金の輪っかになって。
大谷:
輪っかに引っ掛けて引っ張るんや。
そんなんあるんやね。
高井:
このループが針金やから、
こんな大きさのボタンやったらいけるんですけど、
もうちょっと大きいボタンとか、
小さいボタンはできないんです。
それでさらに、時々ボタン掛け違いますやん。
そしたらキーって(イライラに)なって。
かけ違いはこっちが悪いんですけど。
このボタン掛けの自助具、
誕生日にもらったんですよ。
中学なるかならんかの時に。
それも母親から。
中学になるんやからボタンかけるのにいいの買ってきた言うて、
これ使いなさいって。
ちっともうれしくなかった。
(第2回へつづく)