November 10, 2014

【027】近いって幸せ(再掲載)

遠いと言えば沖縄。肌が記憶している距離。
あの包み込む空気と気紛れな雨雲の遠さ。
若干手抜きな気もする再掲載シリーズ。
そのうち罪悪感で新しいのを書く気がします。
今回はかなり古め。7年前のものから。

この頃は大阪ボランティア協会の職員として雑誌『ウォロ』を編集していました。
本文中の「東京の方」は大熊由紀子さん、「職場のボス」は早瀬昇さんのこと。

距離に関することはたしかに今でも意識があって、でも、これを書いた時ほど「近い」ことに優位性がないというか、逆に「遠い」ことの価値を見出している気がします。面白いな。

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2007年05月30日

仕事で編集している月刊誌。そこで連載を書いて下さっている東京の方が事務所に来て下さって、はじめてお会いした。これまでメールと電話では何度も連絡を取っていたのだけれど、直接お会いできたのはうれしい。

 顔や雰囲気をイメージしながら電話やメールができるということはとても重要なことだと僕は思う。その方もどうやら同じ考えらしく「これで原稿を書くときにお顔を思い浮かべて書けます」とおっしゃった。そういうことってあると思う。距離感が近づくのだ。

 「近いって幸せ」と僕は思っていてときどきそういう表現をする。近いということは僕にとって一つの価値だ。同じように「遠い」というのも一種の価値かもしれない。

 そういえば、その方に「大谷さんはどんな時でもパニックにならないんですってね」と言われた。職場のボスが僕のことをそういう風に説明してくれたそうな。変な評価だけど変な自信がつきました。


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